クロアプ・チーム・アニスが命じる……全力で抜け！
はい、前回の「こっすこす」が個人的になかなかツボにハマったクロアプのアニス。
本作は設定が某アニメくりそつの催眠系ということで、かなり期待していたが……
うん、まぁ期待には応えてもらったかなといった感じで、抜きゲとしては十分合格点じゃないかと。
ただ、シナリオ的にもうちょっと面白くもできたんじゃないかなぁという部分はあった。
例えば、さらルートではメイドのさらとニアとの関係をもう少し絡めたストーリーを描くとか、
理事長ルートでは理事長が起こした事故で両親が死んだということを絡めた展開にするとか。
また、キャラ的にも田中先生など割と話に絡むであろうと思われたキャラが死にキャラになっていたり、
ちょこちょこと設定的に面白く出来そうで出来ていないという部分が見られたのが残念。
エンディングに関しても、愛唯のみに用意されていたハッピーエンドをできれば他ヒロインでも用意してほしかった。
ただし、エロに関してはさすが「こっすこす」のチームアニスと言える出来だったと思う。
中でも特に良かったのが「卑語」「艶技」「アヘ顔」の三点。
これらのマッチングに関しては、最近プレイした作品の中でもかなりレベルが高い方じゃないだろうか。
まず卑語については、「こっすこす」のように思わず笑ってしまうほど多種多様な派生卑語はないにしても、
無修正で、且つとにかくその量も豊富、卑語がほとんどないというキャラもいない。
馬鹿っぽいテキストが嫌いという人もいるかもしれないが、卑語好きな人ならまず満足できるはず。
次に艶技に関して。
これはもう、出演した全ての声優さんお疲れ様でしたとい言うしかない。
クリア後の声優さん達によるフリートークからもうかがい知ることが出来るが、とにかく力の入った喘ぎ、絶叫の数々。
いつもなら、特にこの声優さんの喘ぎが良かった……という感想を書くところだが、本作に関しては全員良かった。
にくラジでは可愛い感じのお姉さんといった感じの東かりん嬢も、本作ではさすが声優と言わんばかりの喘ぎっぷり。
また個人的には「こっすこす」の感想で、起用してほしかったと書いたサトウユキ嬢の出演も嬉しかったところ。
三つめのアヘ顔に関して。
アヘ顔を描くからには下品であればあるほど良い、というのが個人的な意見だが、その意味では本作はかなり良い。
特に最終的なアヘ顔に至るまでの段階的な表情の描写や、フェラ時のひょっとこ描写などは秀逸。
以上の三点が特に感心した部分であるが、それ以外にもシチュも豊富でエロの出来に関してはかなり優秀。
ただ、輪姦が好きではない自分としては、気に入ったヒロインに限って輪姦担当だったというのが残念。
そういう意味でも、愛唯以外にもハッピー系のルートが欲しかったところである。
また、エロ以外にも「こっすこす」で使用されていたユーザーフレンドリーなシステム面など、
抜きゲブランドとしては、褒めるべきところが多い。
感想の前半で挙げたような残念な部分を補って余りある出来といってよいのではないだろうか。
最後に、アニスさんへ。
おまけの出演声優フリートークがかなり面白かったので、次回作でも是非お願いします。
というか、こういう作品だと喘ぎシーンのNGテイクなども聞いてみたいなぁ……