「なんで俺だけがこんなに冴えないんだ→悪いのは全部幸せそうなお前らだ→だから人妻孕ませてやる」これぞHR三段論法
内容は一言コメントで書いたことが全て。
失業して家でも肩身の狭い思いをしている主人公が、独自の論法を打ちたて、
現在の自分の境遇に関わった(と勝手に結論付けた)人の妻を寝取るというもの。
人妻陵辱系の作品としては、特別珍しい設定でもないと思うのだが、
どう考えても無理矢理こじつけたような理由で他人の嫁を寝取ろうという、
あまりにもストレートな主人公の行動原理が、何故かツボにハマってしまった。
エロに関しては好みもあるかもしれないが、個人的には及第点。
割とおざなりになりがちなヒロインの堕ちる過程なども、
ヒロインによって主人公に対する反応が異なり、それなりに楽しめる。
また、寝取り描写にしても、隠れて旦那に見せる、堂々と見せつける、
ハーレム状態で全員の旦那を呼び出して見せつける、などのパターンが用意されている。
これもヒロイン同様、絶望するまでの反応が旦那によって異なるのが面白い。
シチュについては、孕ませ物なので、ボテ腹や母乳プレイがあるのはもちろんだが、
スカや自慰強要などといったプレイもあるので、苦手な人でなければ実用性あり。
テキストに関しては、とにかく卑語が多いのが見所。
卑語は無修正で、ただ数が多いというだけでなくバリエーションもかなり豊富なので、
卑語好きにとっては満足いくテキストになっていると思われる。
声は早乙女綾、平野響子の両女史が出ている時点で安心していたが、
本作が初遭遇(?)となった丸井寧子さんもなかなか良かった。
内容そのものとは関係ないが、早乙女、平野の名コンビはおまけのフリートークでも笑わせてくれた。
不満な点として、人妻物にしては絵がちょっと薄いかなと……
「友達の母を犯すということ」ほど濃くしろとは言わないが、もう少しねっとり感がほしい。
なまじテキストが濃いだけに、余計薄く感じたのかもしれないが。
次にヒロイン個別とハーレムのエンディングがそれぞれ2種類ずつ用意してあるが、
どちらのエンドでもCGの使いまわしがあるだけでなく、内容も大して変わらないのが残念。
せっかく2通りずつエンディングがあるなら、ラストの展開をもっと変えてみてもよかったかと。