ネタバレ投票覚悟で書きます。最後の敵の正体が勇者の父であると気付いたとき、ほろ苦い感動が胸からこみ上げました。
フリーン王妃の不倫に「ここまでするなんて……」と驚き
スグシヌヨンがすぐに死んでしまったことが無性に寂しく
暗黒魔獣ツヨスギルンが強すぎて手こずり
ユウシャが魔王である父をそれと知らず殺してしまったことに涙し
クロマークのクロマークに「そういうことか!」と伏線に気付き
ウラギールの裏切りに不意を突かれ
最後の敵の正体が勇者の父であったことにほろ苦い感動がこみあげる
――つまりはそういうゲーム(結構RPGとしても楽しいよ!)
もしこのレビューを読んでる貴方がゲームをプレイ済みだったら↓も読んでって
①魔王の砦?で
>マーシャ:
>自分の父親だと気づかずに
>自分の手で命を奪ってしまうなんてことが
>起こらないといいけどね……
>
>ハロルド:
>もしそんなことをしてしまったら……
>僕は生きていけないかもしれない……
>万が一僕が父の命を奪ってしまったなら
>いっそそのことに気づかないまま
>死んでいった方がマシだな……
②魔王城にて
>まったくダメだね俺は……
>合わせる顔もねえや……
>まあ今日から第二の人生だと思って……
>あれ?
>おーい……
>あの……すみませんが……
>ここに住んでいた人知りませんか……
>え……?
>ああ……そうですか……
>…………
>なんだよこれ…………
>どうして…………
>うお……なんだお前……!
>あ……
>あお……
>あおう……
「敵の正体が勇者の父」だとマーシャが気付いてしまったためにユウシャは悲劇的な最期を迎え
「敵の正体が勇者の父」だとテレーゼが気付かなかった(敢えて考えるのをやめた?)ためにハロルドは幸せになれた
"ネタバレなんてしない方が幸せなこともあるよね"というテーマがそこにはあるのかもしれないし
おバカに見えたテレーゼはある意味で本当に賢かったのかもしれない(フリーンとの会話では結構まともだったりもする)