ルートごとに、内容・分量・コンセプトが様々で、キャラの掛け合いも程々に面白く、飽きずにプレイできた。
【グラフィック:90点】
キャラはかわいい。
【システム:80点】
必要なものは揃っています。
【音楽:75点】
普通。
【声:85点】
個人的に苦手な声優さんが居ないのが良かったです。
【キャラクター:85点】
『シルヴィ:85点』
物語の中心人物。
誰からも好かれる王女様を演じつつも
人間らしさも兼ね備えた良いキャラでした。
『玲奈:85点』
気遣い上手で誰とも仲良く慣れる友人ポジ。
キャラクターとしては非常に魅力的でしたが
個別ルートで玲奈自身に対する掘り下げがほとんどなかったのが
とても悔やまれます。
『エル:80点』
初心な誂われ役の騎士様。
エルが絡んだ日常の掛け合いはとても好きでした。
『理亜:75点』
タバコを吸うヤンキー。
主人公の悪友。
個人的にあまり好きではない。
『茜:85点』
かわいい。後輩もっと流行れ。
『ミナ:85点』
個人的に一番の良キャラ。
一歩離れた位置ながら、要所で良い絡み方をしてたと思います。
王女というより教育役のような印象が強いですけどね。
『絢華:70点』
キャラとしては嫌いですが
理亜ルートが比較的に受け入れられやすかったのは
このキャラのお陰かな。
【テキスト:85点】
テキストは全く問題なく良かったと思います。
日常の掛け合いは、飽きることなく楽しく読めました。
【シナリオ:75点】
『良かった点』
・ルートごとに、内容・分量・コンセプトが様々で、飽きずにプレイできた。
『悪かった点』
・シルヴィルートのバンド〆等、違和感しかない部分がチラホラとあった
・玲奈に対する掘り下げ浅すぎ
『理亜ルートについて』
昔はよく見られた典型的なお涙頂戴シナリオでしたが
最近はあまり目にしてなかったことや、
終盤になっても主人公とヒロイン以外のキャラが消失しなかったこと、
絢華という、主人公とは比較的縁の遠いキャラを理亜の側に配置したこと等、
受け入れられやすい工夫がされていたと思います。
【総評】
ここが面白いという、特筆すべき点はないゲームですが
『飽きない』という1点が強かったです。
また、長時間プレイが求められるフルプライスエロゲでは
『飽きないこと』は、非常に重要なポイントだと改めて気付かされました。