ヒロインを3人で輪姦しつつ拳でボッコボコに殴るゲームです。その手の趣味がある方、もしくは、悲鳴が好きな方であれば一考の余地あり。
【グラフィック:40点】
根本的に好みじゃないのもありますが、お世辞にも上手いとは言えないです。
アヘ顔も個人的に苦手なので微妙でした。
システムの狩りパートとの関連もありますが
肝心のイベントCGに体位差分が無いため、動きが感じられないのも残念。
また、同じくイベントCGが男を極力描かないようにしているのか
ヒロインをドアップにした構図ばかりで
狩りパートで追い込む場所を変えても、変化が感じられない点もマイナスポイントです。
人体改造要素があったのも、全く興味のないジャンルなのでマイナスポイントですね。
【音楽:55点】
あまり代わり映えしないBGMが多いです。
【システム:50点】
本作最大の特徴が『狩り』システムでしょう。
ヒロイン選択後、ミニマップ上で味方2人(かかし)と自キャラで挟み込んで
ヒロインを捕獲するミニゲームです。
この際、徐々に追い詰めると『恐怖ゲージ』が溜まり
溜まった『恐怖ゲージ』に応じて、選択肢が最大3種類まで増えると言うもの。
3つの選択肢は、大雑把に言うと『通常』『快楽』『暴力』の3種類で
後者になればなるほど、必要な『恐怖ゲージ』が増えます。
と、ここまで聞くと面白そうに思えるのですが
このミニゲームは小さなシルエットで自キャラとヒロインが表現されており
接触した際に立ち絵差分が表示される程度のもの。
初めの数回はヒロインを追い込むのが楽しかったりはするのですが
すぐに飽きてしまいます。
体験版で8キャラ×2シーンずつの16回狩りをしたのですが
その範囲でも結構苦痛でした。
製品版プレイでは『狩りパート』省略パッチをフル活用したため
ほとんど『狩りパート』をプレイすることはなかったのですが
それでも全シーンと差分を埋めるのはかなり面倒でした。
また、グラフィックの項目でも触れましたが
狩る過程が表現されているのは、この『狩り』システムのみであり
捕獲した後は、すぐにいつでも挿入可能な体位のイベントCGに突入してしまうので
過程の描写が圧倒的に足りていません。
そもそも、この3つの選択肢は必要だったのでしょうか?
作品のコンセプトからして非常に特化した内容なので
『暴力』の選択肢だけで良かった気がします。
普通の人はこのゲームを買わないでしょう。
その代わり、狩りで徐々に追い込む過程を『狩りパート』以外の方法でも
描いていれば、もっと満足度は高かったと思います。
【キャラ:60点】
基本的にいまいちだったのですが、あやとりりが良い感じにクズくて良かったですね。
えりかはコンセプト的に良いキャラになりそうだったのに
後半の展開で主人公と同じ残念な気分になりました。
ヒマリさんの声質的に、反抗心が表現しづらいのもミスマッチだった気がします。
【声:80点】
あや役の八幡七味さんの悲鳴が圧倒的にとても良い感じでした。
次点でりり役の蓬かすみさんも良かったです。
このゲームを買って良かった点は、当初の目論見通りここです。
喉を庇う気配を全く感じない、迫真の悲鳴を演じられる方を私は応援しています。
次回作があれば青井美海さんをキャストに入れて欲しいです。
【テキスト:50点】
基本的に単調ですが、特別工夫は必要無い内容だとは思います。
他のゲームにも多数見られるのですが
個人的に、ヒロインが襲われながら状況を説明するスタイルのテキストが大嫌いなので
少なからずこれが含まれていたのは残念でした。
襲われながら実況してるのを見るとギャグにしか見えないんですよね。
ずっと悲鳴を上げるか抵抗するかしながら、そのうち力尽きてなすがままにされる
くらいが妥当ではないでしょうか。
また、イベントシーンの描写も、3本のち○こを
『前・後・口の3箇所にどう配分するか』と言う違いだけなケースが多く
いまいち物足りなかったです。
根本的に同じキャラを複数回輪姦するというコンセプトが厳しかったのかもしれません。
毎回3人ともが穴に入れなくても良いと思うんですよね。
それよりも折角味方が3キャラいるのですから、それぞれのキャラの性癖に合わせた追い込み方や
シーン展開を描けば面白かったのではないでしょうか。
3人での輪姦がコンセプトと言われてしまうとそれまでですが…。
長くなったので、残りの細かい不満を箇条書きにしておきます。
・同穴に2本挿すのはホモ臭くて気持ち悪いです
・仕込みなしに尿道にち○こ挿入は裂ける以前に入らなそう
・人体改造要素は別コンセプトのゲームに切り分けた方が良いと思います
明らかに非現実的な描写が入ると萎えるんですよね。
(他が現実的とも思わないですが、一定のラインがあるという意味で)
【シナリオ:60点】
面白いと言う程のものではないですが、予想外の展開もあったりはします。
【総評】
個人的には『悲鳴のためにフルプラ出せるか?』という感想でした。
ここに書いた通り、不満は山ほどあるのですが
購入の動機に対してはそれなりに満足しています。
ヒロインが快感を感じること無く全力で悲鳴を上げるハードなゲームは
昨今ではとても貴重なので
この作品を糧にしてもっと良い作品を作ってくれると嬉しいですね。