コンパクトで、ヒロインが可愛くて、エロもそれなり。更に3,000円で好きなヒロインを選べますし、他3キャラもプレミア感がある非攻略キャラとして魅力的に見える。私はこの作品のように手軽に楽しめる萌えゲーが欲しかったです。
【グラフィック:90点】
原画も塗りも文句なく高品質。
このシリーズが終わっても、りいちゅ先生原画のゲームが引き続き発売されると嬉しいですね。
【システム:80点】
必要なものは一通り揃っています。
バックジャンプ機能もあります。
【演出:80点】
前作ハルウソから続くシリーズなので共通点ですが
主人公がヒロインの嘘を見抜くことができる演出が面白いです。
(プレイヤーには嘘部分のテキストが赤く見える)
本作においては葵のチョロインっぽさを演出しつつも
『嘘』と分かっても、それだけで全てが解決するわけではない点が面白いです。
【音楽:70点】
普通です。
【テキスト:80点】
特別良いと言うわけではないのですが
悪い点が見当たらないという点で、良く出来たテキストだと思います。
【シナリオ:85点】
こちらも抜群に良いというわけではないのですが
小綺麗にまとまった良いシナリオだと思います。
初めは主人公の鈍感さ目立ちましたが
決めるべきところでしっかり決めてくれるので、全く問題ありませんでした。
また、序盤は回想シーンと現在のシーンの区別が付きづらくて困惑しましたが
よく見たら回想シーンはゲームウィンドウの周りに
白いモヤのようなエフェクトがついていたので
それに気づけば全く問題無かったと思います。
【キャラクター・声:90点】
小柄で堅物ツンデレCV夏野こおり=強い。
頭がそれほどよろしくない点が気にはなりましたが
彼女なりの悩みをもっており、彼女自身の中で考え、悩み、行動していることが分かるので
最終的にマイナスイメージはありませんでした。
また、同シリーズのヒロインになる(と思われる)
桜月・エリス・雪華の3人もとても魅力的に見えました。
ハルウソはナツウソをプレイしてから検討予定でしたが、今からでもプレイしたいですね。
【総評】
個人的にエロゲのプレイ時間を何十時間も確保するのが厳しい状況なので
・本作のように気に入ったキャラクターだけを
・3,000円と言う手に取りやすい価格で
・1日あればクリアできる手軽なシナリオ量で
プレイできることがとてもありがたかったです。
特に萌えゲーの場合はダラダラとシナリオ量を増やすよりも
このくらいの文章量でヒロインを魅力的に見せてくれた方が、私にとっては満足度が高いです。
今後も引き続きこの形態で萌えゲーを作って欲しいですし
他のブランドさんも同形態の作品を作ってくれると嬉しいですね。
(※もちろん、フルプライスの文章量ならではの良さはあると思うので、それらの構成を否定する意図はありません)