『"完全"時間停止』。そのゲームタイトルに恥じない、Hシーン中のヒロインの反応が一切無いと言う、特殊なゲームとなっています。特殊な性癖の方以外は絶対にオススメできません。以下、詳細な感想等。
グラフィックやヒロイン等は、正直あまり好みではないのですが
特殊なシチュエーションがどのように描かれているのか気になったので購入しました。
本作における時間停止は、ほぼ完全なものです。
ヒロインが全く反応を示さないどころか、主人公がヒロインを動かすことすらできません。
作中のエピソードを一つ抜き出しますと
ヒロインがアイスを舐めているシーンで時間停止。
主人公がフェラをさせようとするものの、口の開き方の具合がいまいちなので
時間停止を一度解除して、程よい口の開き方になった瞬間に
また時間停止して、フェラをさせる…。
そんな描写があるほどです。
当然、時間停止中はヒロインのボイスも全くの0。
淡々と主人公の心理描写や感想が垂れ流されるのみです。
この時点で相当な方が脱落する特殊な内容かと思います。
ブランド的には、ヒロインの反応が無いという特殊な性癖の持ち主だけをターゲットに絞り
Hシーン中のヒロインのボイスを全てカットすることで
音声収録にかかるコストを大幅削減。
ブランドと一部ユーザーとのWIN-WINを狙ったゲームなのでしょう。
客観的に見ると、シーン数はそこそこあるものの
フルボイス+アニメーション演出の高品質抜きゲーが3,000円前後で流通してますので
1,500~2,000円でお願いしたい内容でしたね。
もし、電動オナホ対応のためにコストアップしているのであれば、本末転倒な気がしました。
特に本作のコンセプトでは、電動オナホ対応と言う事自体が矛盾してしまっていますし。
作品のコンセプトや試み自体は悪く無いと思います。
個人的に最も気になったのは、Hシーン後のヒロインの反応の薄さですね。
主人公が時間停止解除後のことを想定しながら
あれこれと嫌がらせをしている割には
時間停止解除後があっさりとし過ぎていて、あまり面白くなかったです。
まあ、このゲームの主人公自体が『(ヒロインたちに)罰を与えないと…』と言いつつ、
その実態は性欲に任せてSEXしたいだけの屑なので
仕方ないのかもしれませんね。