雰囲気がよく、それでいて重すぎず、気軽にプレイして楽しめるファンタジー作品です。以下、項目ごとの簡単な感想です。
【絵】
とても綺麗で好みです。
キャラクターだけでなく背景も作りこまれていて
良い雰囲気が出ています。
【キャラクター】
どのヒロインもキャラが立っていて、良かったと思います。
また、男性キャラや、ヒロインでない女性キャラも個性豊かで
会話を見ているだけでも楽しめました。
個人的にはスミちゃんが一推しです。
【声】
各キャラクターとも良い声でした。
『鍔姫』役である、かわしまりのさんの恥じらう演技も良かったですし
『眠子』役である、萌花ちょこさんの元気な妄想娘も魅力的でしたし。
もちろん、憂緒やその他のサブキャラクター達もキャラに合った声で、とても満足でした。
【システム】
必要なものは一通り揃っており、不自由は感じませんでした。
【シナリオ】
特別な感動と言うものはないのですが、読み進めたまま素直に楽しめるシナリオだったと思います。
ただし、ルートによる差が激しいのと
全体的なボリュームがかなり少ない点は気になりました。
無駄にシナリオを水増しして欲しいとも思わないので、『ミドルプライスだったら良かったな』と思います。
【総評】
派手さはありませんが、丁寧に作られていて楽しめる良作でした。
ただし短いゲームが受け入れられない方は避けた方が良い、と思う程度には短いです。