ガキ臭い主人公と筋肉ゴリラが妖精乱舞。お姫様は当て馬だった。
Symphonyのお姫様とまふまふ恋愛AVG
前作「お嬢様組曲」と似たような雰囲気を漂わせ、なんと今回はお姫様学校が舞台!!
なんともお嬢様・お姫様・学園が大好きなSymphony。
そして今回は世界地図や細かい時代設定がシナリオをより重厚にしている……というわけではないちょっぴり残念な作品。ベクトル間違ってますよ~
主人公が英雄と言われている割に純粋な剣技では筋肉ゴリラの足元にも及ばない+性格が妙にガキ臭い(もはやSymphony恒例なのか?)、というお姫様に囲まれている美味しい状況を吹き飛ばす味付けの下手さ。
全体を通して1つの設定を忠実に守り、各ヒロインを攻略することによって主人公の過去やヒロインの過去がわかるようになっているので基本は合格。
しかし、いくら基本が出来ていても応用が出来なければ良い作品は出来ません。お約束通り、主人公=亡国の王子+血継限界青魔法=どこからでもかかってきなさい(強い)でエンディングを迎えるものの、「えっ、エンディング?」という、まるで少年漫画の打ち切りのようなエンディング多数。世界地図作ってまでした時代設定をほとんど生かせていないのが痛い。(というより煩雑な時代設定を覚えるほど重厚な作品では・・・・・・)
エピローグをもう少し工夫したほうが良かった。(後日談無いのはちょっと…)
あと、サブキャラの塗り酷いですね。スタッフ育てるのもほどほどにしてください。
ヒロインは作品の雰囲気に合ってはいるものの終わってみるとあまり印象に残らない……残念。
お姫様好きでガキ臭い主人公が苦にならない人はどうぞ。
メーカーの今後が心配。
最後に一言 CVはナイスチョイス