主人公萌えの原点に立ち返った力作
高得点でボリュームもあるとの評価から、「連休の暇つぶしにでも」と思い中古で購入しました。
この作品のコンセプトは一言で言うと「主人公萌え」ですね。
そして、このコンセプトの為だけに設定が組まれ、舞台が用意されていると言っても過言ではないでしょう。周りのヒロイン達も主人公に萌えさせる為の脇役な感じを受けました。
でも、こういう作品はこの間まで珍しい物では無かったはず。なのに高評価を得られているのはこのコンセプトが最初から最後まで貫かれているからでは無いでしょうか。
最近の萌えゲーはヒロイン萌えに重点が置かれている傾向が強いようなので、新鮮な気持ちでプレイ出来ました。
共通√の長さは聞いていたほど気にはなりませんでした。
雄二とゆかいなヒロイン達の掛け合いが面白くて、どんどん読み進めていきたくなりました。
個別√に入ると一転、シリアスな展開になります。
共通√で見え隠れしていたヒロイン達が抱えている問題を雄二と一緒になって解決していきますが、どの√でも雄二無双は健在です。
問題点は他の皆さんが言ってるのでここではあえて言いません。
その問題点も、コンセプトの徹底からくる副作用みたいな物なのである程度やむを得ないでしょう。
普通の萌えゲーに食傷気味な人は、ぜひプレイして欲しい一品です。