(GiveUp) シリアスなことが名作の必要条件ではない。“小説らしいエロゲー”
三位一体という例えはときどき見かけます。それはエロゲーにも言える事でしょう。
画、音、文章。この3つがエロゲーの描写力を決めると言ってよいと思います。このゲームはこの3つの均衡が最もバランスのとれているものだと確信しています。
背景も含めた画作りの素晴らしさはほとんどの人が認めている所だと思います。それに加えて脇役に徹しているBGM、常に第三者目線の文章。これらのバランスがとれた時の情景描写の美しさは他のゲームを圧倒しています。
このゲームが作り出した風景の数々。それが、私にはとても愛おしいく映ったのです。