主人公の性格には虫酸が走る。
主人公の取柄というか特徴が何にでも優しいところなのでしょうけど、極端すぎ。
他のルートでもそうですが、シャノンルートでは磨きがかかってる。
命が失われるのが耐えられないと、クジラを助けたり戦場から逃げたりしてますが、ユーザーから見たら完全に偽善者です。
だってお前が生きてること自体が「大量の生命を犠牲にしてきた証」なんだぜ。
人間は何かを食べなきゃ生きていけないし、その食べ物の源は「生きている」ハズだろ?
割り箸一つにしたって「木」から作られているのだから、それは「木」という生命を奪った結果で手にしてる物だし、
道を歩いていて知らず知らずに蟻などの生物を踏み殺していることだろう。
その辺りに生えている雑草でも「生命が宿っている」のだから、
動いたり声が聞こえる生命だけを全て助けたいとする考えは傲慢で愚か者としか言いようがない。
それに主人公は「今」しか見ていない。
ロボットが困っているから助けたい。銀ちゃんは本当はイイ奴だから叱りたくない。
会長や鳩子先生に騙されて追いかけられても嫌いになれない。シュラウディアーが現れても危機感を感じない。
先のことを予測もせずにその場限りの「逃げ」に走るから、後になって他人に迷惑をかけてでも解決するしかなくなるのだ。
そもそも巨大ロボットを見つけた時点で軍隊なり国なりが動くのは小学生でも予想できますよ。
それなのに文化祭や救助活動など人目につくことをさせているのがバカのやることですよ。バカ。
普通は完全に隔離して修復が終わるまで出現させちゃいけないでしょ?
まあそれを言ってしまったら話が進まないけどね…。
もう少し…と言うか普通レベルでもいいから先の考える事ができる男であって欲しかった。
肝心のシナリオもシャノンルート以外はハズレでした。
面白みのない会話とドタバタを繰り返して終わるだけだから……。