ネタとテンポが良ければ…
アージュと同ブランドの作品なので、システムはしっかりしています。
マブラヴなどをプレイした方は知っていると思いますが、エフェクトの使い方が非常に上手く、
この作品もかなり多様しております。しかし自分はあまり感心しません。
と言うのも、あまりにもエフェクトが多すぎて、台詞や説明文の進み具合が非常に遅いのです。
エフェクトカットがあれば良いのですが、見たところそれもなさそうなのでイライラしました。
音声に関しては、立体音響演算(AGES-ACS)と呼ばれるものがあり、要するにキャラの立ち位置に応じて
右や左から音声等が聞こえたりするわけですが、どうも完全に制御していない場面もありました。
又、音声の録音ボリュームが違う所が多々あったのが気になりました。
主人公の声も、出たり出なかったり、条件が良くわかりません。
立ち絵やCGは文句なし。BGMも懐かしいゲーム物のアレンジ風が混じっていて(著作的にいいのか?)良かったです。
ストーリーはと言うと、懐かしいゲームに標準があたっているので、ネタ的にも内容的にも面白いと思います。
しかしドタバタがメインになっているにもかかわらず、ミコ・ピピ・香里などのキャラのボケなどが
あまりにも”わざとらしい”ので笑えなく(特にミコ)、ただ単に煩く鬱陶しいだけになっていて、進めるのが少し苦痛でした。
中盤まで共通が多いから、プレイ時間はそんなに長くないのです。シナリオのルートは2種類。
香里・舞は完全に恋愛物で、ミコ・ナナはバトルありのシリアス物ですが、シリアスルートは不満点がありました。
ドール狩りでのミコらしき姿は何だったのか。
意味ありげに出ていた結城先生。結局こいつに踊らされていただけ。正直後味が悪いです。
それに個人的に一番気に入っていたユキコが攻略できないなんてー!。