１，２世界の祖神
３を単体で見ると、１，２の新鮮さ面白さには劣るかもしれないが、関連性をみて楽しむなら非常に良くできている。
時系列的には３→１→２の順で進んでおり、この３はまさに１，２の世界観を構築する基礎なった作品になっている。
まず、わかるのは２の神聖魔族(リュート)の母は木の精霊であり、３の最初で主人公は木の精霊(ドライアド)の信仰がある村に現れる。
２では「神聖魔族は人のような神」として語られており、まさにこの３の主人公のことを指していると思われる。
(今作の主人公は神ではあるが、ひたすら悪魔と間違われたことが神聖魔族という名称に由来してる？ ２の最後で神聖魔族は悪魔ではないという宣言も行われている)
加えて２の中でファローンが厚い信仰の元に存在する上、壁画が聖十字教会に残されている記述もある。(恐らく今作で主人公が作らせたもの)
１、２の共通で「乳揉み族と神聖魔族にしか出来ない」という文言が出てくることから、この2種族は同系統の始祖から派生してる可能性が高く、恐らくルインもリュートも今作の主人公の子孫と思われる。
もう一つその根拠として、今作主人公は「石化」と「落雷」を吸収しており、２の主人公であるリュートも「石化」と「落雷」を無効化する力を持っている。
更に、１，２主人公共に無類の乳好きであり、両者供「乳に対しての特効」を有していることからも、今作主人公の力を受け継いでいると考えてもいい。
他にも色々と、１や２に繋がる布石が数多に散りばめられており、それに気づきながらプレイすることでこのゲームの面白さはまだグンと増すことは間違いない。
３をやったのち、１、２をプレイしてもまた３との共通項に気づくことで初プレイとは違った楽しみ方ができる。
そういった意味で、恐らく巨乳ファンタジーシリーズは３が最初にして完結の話であり、４はもうないのだろうと思うと残念だなという思いからプレイし終わるのが惜しくなる作品であると感じたものである。