ギャルゲそのものを構造的・哲学的に再構築。雪エンドはギャルゲ史上、最も過激な終着点。
シナリオ10点(×2):エロゲでここまで出来るとは…。数学的であり哲学的であり…そしてやはり文学的。
音楽8点(×2):絵柄とよく合っており、キラキラした音づくりが印象的。バランスにも優れ完成度は高い。
画力10点:いうまでもなくキレイです。とても透明感のある好感度の高い塗り、心地のよい作品世界を形成。
キャラ10点:絵柄ともども非常に好感度が高い。ここまでフワリと世界観に馴染ませるのは至難の技。絶品。
エロ6点:意外にも結構描写はエロいです。絵はキレイだし、尺度が長いのもよし。何故かある方面にこだわりが。
操作性10点:快速快適、文句無し。テキストが縦書に出来るのがいい気配り。しおり選択画面は見ているだけで楽し。
量感10点:とにかく読解することを強いる作品なので実量以上に量感を感じます。長時間考え込むこともしばしば。
世界観9点:これも計算の内か、濃くなりすぎす表層的なイメージですね。その点が他の傑作に比すと若干不満です。
総計91点