ネタゲー
個人的に評価し難いエロゲその2。端的に言えばライターの良すぎるセンスと悪すぎる趣味を堪能する実験作。話自体は昼ドラそのものだったが、そんなドロドロした話をちっともしつこく感じさせなかったライター力量は流石だとしか言いようがない。しかし裏を返せばそんな劇的過ぎた話と最早病的な感情のぶつかり合いを書いてからこそライターにとって筆力の見せ場が最大限まで整えられたかもしれない。
登場人物の心の機微がライターによって意地汚く描かれていて、そんな話に嵌まる人はとことん心を抉られるだろう。が傍観者の立場から見ればただ出来の良すぎた面白可笑しい芝居。そして登場人物とプレイヤー両方どもの感情を楽しく弄んでる丸戸の小憎たらしい姿が終始目に浮かんで来るのがこのゲーム一番の笑い所。まぁ確かにままらぶと別の意味で丸戸が遊んでいるな。
CC以降終始爆笑なのだが、その長さが故に流石に笑いすぎて疲れたこともあって、一応無難な(無難なのか？)90点をつけさせて貰う。べ、べつに信者なんかじゃないんだからね