枠に囚われない一流の証
きっちり敷き詰められたタイルも美しいが、色や形がばらばらであっても美しいものはある。独創性に溢れた枠に収まらない作品だと思います。
<シナリオ>
相変わらず個性的なキャラが目白押しなシナリオ。
初めてすぐに相当な数のキャラクターが出てくるので、把握するのに戸惑うかも知れない。
しかし自由奔放さの中にも一本芯の通った生き方をしているキャラばかりなので、最初はウザく感じても次第に愛着が湧いてくる。
キャラがそれぞれ孤立した存在ではなく、互いに関係し合いながら多種多様な表情を生き生きと見せてくれるのがとても楽しい。
男キャラも含めて沢山の個別√があるが、手抜きだとか短いだとか思うことは余り無かった。特にメインヒロイン5名の√でそれぞれ伝えたいメッセージをキャラが強烈に発信するのは見ていて気持ちがいい。
コンプすると凄く達成感がある。気分爽快。
まとめるならば、「日常パートのドタバタを楽しむ+爽やかなメッセージを受け取る」スカッとするゲーム。
<グラフィック>
作画面:キャラが多く、表情豊かなためにユーザーの不満なく描ききるのは非常に難しい事だと思いますが、気になるところは一切ありませんでした。アングルも自由自在で素敵。
演出面:パッケージイラストからも容易に推測できるように、数々のアクションシーンがあります。これらにおけるカットインの入れ方や立ち絵の動かし方は見事でした。つよきすをされた事のある方ならば大体想像はつくかと思います。またここぞと言うシーンで出てくる一枚絵の大部分はかなり良いインパクトがありました。
強いて言うならTRUE√で最後2、3枚あっても良かったのでは?
すごく良いだけにああああ勿体ねえええええって悶えてましたw
<音楽>
大変安定。眠気を誘うもの無し、五月蝿すぎて声と合わないものも無し。
シリアスな部分とギャグパートの切り替えが速いこういうゲームにおいて、スパッと切り替えた時に違和感を残さない十分なクオリティがありました。
終盤に使用される曲はどれもかなりイイ!!
<システム>
戯画システム。シンプルであるが故に、個人的には一番使いやすいと思っているので、とても快適。
「共通パート→キャラ選んでイベントを見る×数回→個別√」と言う流れなので、パルフェなどに似ていると思います。
<おまけ>
とても漠然と語ってみるコーナー
萌え
つよきす>真剣で私に恋しなさい!>君が主で執事が俺で
ドラマ性
真剣で私に恋しなさい!>>つよきす>君が主で執事が俺で
笑い
つよきす>真剣で私に恋しなさい!>君が主で執事が俺で
あれ、、何かとても偏った
つよきす、真剣で私に恋しなさい!の二作のレベルが高すぎるだけだと思います。