戯言あり。アリスソフトの力が結集。ゲーム性、キャラ設定、H度の高水準でのバランスは、他の追随を許しません。
戯言
いまさらながら、アリスソフトのゲームのレベルの高さに驚嘆します。
それはコンシューマーと比較して、という訳ではありません。
「エロゲーとしてのゲームバランスの上手さ」としてでありまして、コンシューマーには絶対やれない「SLG、RPGとしての面白さとエロのバランス」の採り方が絶妙なのです。
何故かと言いますと、SLGは当然プレイ時間が長くなりますので、その分キャラに対し自然と感情移入されます。
そんな愛着の湧いたキャラ達のHシーンというのは、他のおかずゲーのヤラレルことが決まっているヒロイン達のHとは一線を画いているように思うのです。
また普通の「遊べる」ゲームという事柄に対しても、バランス取りが絶妙でして、何度もくり返しプレイするうちに最初は難しいと感じたゲームに慣れ、再プレイが楽しくなり飽きがこないという18禁SLGとしては、文句なしの出来にあると思います。
ただその奥の深さから、敷居が高いと言う意見があるのもわかるのですが。
そして一方のエロですがキャラが豊冨な割に、手を抜かず一人一人にエピソード、エンドがあり、その上ヒロインが幸せになるのも不幸になるのも、プレイヤーの判断次第というのがすばらしいです。
前述したように、長時間プレイしていて可愛く思えるようになったキャラをあえて娼館に送るというのは、ある種のカタルシスが生じてたまらない展開です。
とりわけ元子や遥なんかは悲哀があって大変良ろしいかと。
結論としましては、使えて遊べる、ゲームらしいエロゲーが少なくなって来ている現在のシナリオメインのエロゲー界において、貴重な作品でありましょう。