モロは言った「ストーリーがあるから本番が引き立つんだよ」 普通攻略するのはヒロインだが、本作は先生である主人公の理性・自制心を攻略するゲームである。 共通√最後までプレイして実感した。
モロとは・・・同日発売の「真剣で私に恋しなさい! A-3」の登場人物。
一言感想のセリフは岳斗とのAV談義の一部
突然ですが持論的なもの
素のルックスにおける可愛さのピークは中学生。
中学生の時まだ可愛げのあるちょいブスだった同級生が、高校になってから再会した時単なるブスになっていたときに確信した。
当然まだ成長の余地あるのでそれに伴い色気は増すだろうし、化粧やおしゃれに着飾ることで可愛く見せることはできるだろう。
しかし素のままで最も可愛く美しい時期は中学生までである。
ただ二次元においてはその限りではなく
例えばアニメ「電波少女と青春男」の藤和女々や「のうりん」の戸次菜摘は設定上アラフォーだがヒロインと同じ美少女にしか見えない。
別に二次でまでリアルなアラフォーババアなんて見たくないし、ロリババアという言葉があるように
実年齢がアラフォーだろうが数百歳、数千歳の吸血鬼だろうが見た目が美少女でさえあれば美少女ゲームのヒロイン足り得る。
でも吸血鬼だとか特別な設定がない上に地の文や他の登場人物の反応が美少女に対するものでない場合は違和感が付きまとう。
上記のアニメが良い例。
---持論的なものここまで---
そういった諸々を前提として本作は純粋に本来の意味での美少女ゲームと言える。
普通攻略するのはヒロインだが、本作は先生である主人公の理性・自制心を攻略するゲームである。
共通√の終わりまでプレイして実感した。
というのも基本はラッキースケベ的なイベントで欲望に流されるか我慢するかの二択で
その選択自体、我慢する方を選んでも実際にその場でやることはあまり変わらないし
ヒロインの好感度は選択肢に依らず上がっていき共通ルートの最後には全員が告白してくる。
自分の好きなヒロイン順は(紗衣>麻未>花子>那奈)なのだが、
嫌われたくないし大事にしたいからこそ紗衣の選択肢で自制していたら告白された時に「受け入れる」の選択肢が出ず、断ってしまう。(ガーン)
「あのな、稲垣の気持ちはうれしいけど……やっぱりダメだ」
紗衣「私のこと、嫌い……ですか?」
「い、いや、稲垣のことは大好きだし……その、先生のお世話してくれるのも本当にうれしい……」
「でも……、稲垣は若いんだし、これからきっと先生のことより好きになる人が現れると思うんだ……」
「先生、もういい歳だし……、稲垣に振られるようなことになったら、ショックで……立ち直れなくなる気がして……」
「だから……、ごめんな?」
なるほど、これが意気地なしってやつか…
割と共感できる部分もあるだけにグサッときた
優等生で控えめな世話好き美人の紗衣
なんでも平均的にこなす地味系普通の子だけどおっぱいは他の子より発育しているしツインテで垢抜けた姿にドキっとさせられる麻未
トイレの神様でおしっこパワーが必要らしい謎の生態。無邪気な花子
中二病でダメな子が成長し、同人誌なんかの影響もあって兄を好きになることに抵抗のない那奈
みんな可愛いし好きなんだけど、大きさはともかく好きな順の下にいくほど性欲的な意味での割合が増す。
(プレイヤー的な)本命は断腸の思いで諦めてるのに次点で好きな雛田のキスには応えて付き合ってしまえるあたり
恋愛モノのストーリー的にも妙にありそうな流れでなんだか少し考えされられてしまった。
恋愛には理性ばかり働かせず、時には欲望に流される勇気も必要ってことですね。
少なくとも本作では主人公の自制心をへし折っていく方向でプレイしないと付き合えません!
あと本作主人公はこれまでの作品のようなむき出しのキモさは抑えられていて良識的な大人です(たぬきそふと比)
個別はほぼHシーンとその導入だけの詰め合わせみたいになってるのが残念。
最後の中出し選択肢だけで分岐していきなり妊娠Hエンドとかもなんだか味気ない。
共通√のような微笑ましいエピソードをもっと眺めていたかったなあと
共通まではよかったけど、A-3モロが言ったようにわびさびを分かってない個別でしたって感想。
父性愛や庇護欲といった萌えにも似た感情が歳を食うごとに増す気がする