魔法を物理現象に置き換えて発現させられたら…というのを実現させるのが神性素粒子と物質融合熱式術転換炉(ASC)。 それを操る神素物理学特科兵 (スクライブ)。魔法――ではない“形而下事象干渉数儀式”通称、神式術。 時空野に降り立つ量子脳形成実体が織り成す物語とは―― 細かなSF設定と壮大という言葉では言い表せない程の世界観に浸るだけでも面白い。
一言感想を未プレイの人が見ても"パルスのファルシのルシがコクーンでパージ"状態だろう。
しかし共通√第五章の高次元認識生体と戦うところまでがピーク(実際は戦いにすらなっていないが)
それ以降物語にキャラクターが動かされてる感が強まり感情移入しずらくなったし、
一旦マクロ視点を持ってしまうと、結局のところ量子脳形成実体とはいえ人の形をして人の感情を持った"人間"のドラマという規模は小競り合いを眺めてるように感じてしまったりする。
そして基本的にスクライブ達が扱う神術は全て物理現象で説明されるため、化学式やそれらの反応が戦闘描写と合わさってくどくてもっさりした印象を受ける。(あと宗教)
それでも一言感想でも述べたように、この特異な世界観に浸れただけでも楽しめたと言える。