エピソードの最初に雄二節ともいえる世間話のような例え話から始まるモノローグ。 公式HPのキャラクター説明がそんな感じ。 共通:ヒロインはいびつさの片鱗を見せつつもシリアスにならない程度で、 シュールなギャグ・シモネタなどを中心に楽しい日常エピソードが展開される。 共通が長いとの意見も多く見られるが個人的にはもっと浸っていたいと思ったクチ。 個別:それぞれのヒロインが抱えた問題を解決していくスタイルだが、 主人公の生い立ちなどからして普通ではなく常識的なやり方をしないためシナリオは新鮮で退屈しない。 ただ、他メディアへの展開を考えてるせいで出し惜しみ? 使われるべき伏線が残っているのに統括√がないため、 カテゴライズするなら
逆算というか消去法的な考えの下だが、市ヶ谷の地下室に収監されているという天才犯罪者”教授”とは一姫としか考えられない。
「彼女」と呼ばれているし、彼女からの伝言がまんま一姫の口調。
その他、雄二の過去・師匠こと日下部麻子・所属している組織などについてもっと掘り下げた統括√、一姫√があれば…と悔やまれる。
○残念ポイント
・複数ライターの弊害で√によってキャラに若干のブレがある
・微妙な演技力の千鶴の中の人には今後ベテラン脇役?として活躍してほしい
・SE(音響関係)
風呂場や電話で篭った声になる時、
それが篭ってたり篭ってなかったりする。
Hシーン効果音もひどいのでこれならない方がまだいいと思う
挿入 グチュプリィ 下痢便のような音
ピストン じゃぶじゃぶ 手洗いで洗濯みたいな音
射精 ばしゃびしゃ 壁に水をぶちまけたような音
○評価
・シナリオ
松嶋 みちる > 入巣 蒔菜 > 周防 天音 > 榊 由美子 > 小嶺 幸
・キャラ
入巣 蒔菜 > 松嶋 みちる > 周防 天音 > 榊 由美子 > 小嶺 幸
各個別√感想 とか(クリア順)
○天音
流石処女ビッチ、付き合い始めたらエロエロエロ。
他よりシーン回数も多い。
気になっていた体験版の続きエンジェリックハゥル。
しかし回想シーンに入る前に天音が唯一の生き残りということがわかっているため部員達の行く末にしょんぼりな気持ち。
天音が一人で脱出するきっかけになった事件(?)が唐突だった感も。
自分を赦すことができるまでを描いており
どちらのエンドでも死ぬ(間際)まで自分を赦すことができていない。
グッドは老衰まで人生を謳歌した
一姫が生きているかもしれないという大いなる伏線。
○みちる
他に比べて詩的な表現が多い。
雄二が他√に比べて鈍感?
努力しても結果がついてこない、残念なおつむのみちる。
彼女の見つけた処世術は道化としてムードメーカーになることだった。
そんな健気でいじらしいところが魅力。
最初はただの二重人格かと思った。
臓器移植の記憶転移とは驚かされたが、ここまで明確ではないにしても現実にも事例があることなんですよね。
人間の神秘、強さと弱さを感じられた。
素直にイイハナシダナー
結末は苦笑いしつつもこの先楽しくなりそうだと思わせてくれるスッキリした終わり方。
エンディングムービーの途中でエピローグが挟まれ、その後またムービーの続きという演出もよかった。
○由美子
雄二が主人公でなければコンタクトを取ることさえ難しい。刃物基地外女。
学園が出来るきかっけの存在。逃亡生活はジリ貧感以外は退屈。
他BADに比べ父親に関するしこり残るだけで悲壮感などなく微妙。
GOODの場合と何故子供の性別が違うのか多少気になるところ。
○蒔菜
コメディ色が強くその期間も長い。気がする
ロリ補正もあるのか、一番好きなキャラ。
お嬢様生活の後、何年も入院していたため至らない部分も沢山あるが
口が悪くなるのは周囲の真似。
元々天才ということもあって自転車も一日で乗れるようになったり吸収が早い。
まさに子供。
成長していくのを見守る喜び。
そんな子供を持ってパパと呼ばれる保護者の気持ち。これはいいものだ
何故蒔菜だけどちらの選択肢でも歌つきエンディングなのか
BADだけ孕んでいるのか
○幸
人の言うことを聞く"いい子"でいるという戒め
心の病を解きほぐすシナリオだが…
完全に抜きゲー向きの設定。それも陵辱モノ
男子に”戒め”がばれた時点で肉奴隷と化すのは必定。
実際に利用されていた女子でも学校放火という事件に発展したからそこで止まっているが、
もし表沙汰にならないよう利用され続けていればエスカレートして”ウリ”に使われることも十分考えられる。
戒めによってトラウマに無理やり蓋をし、自己という存在を希薄にしたロボ状態のまま成長していないのでキャラクターの魅力も一番感じられなかった。
シナリオはあざとくご都合主義な上、読める展開。最後にやったシナリオだが唯一はずれだったと言える。