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daidoさんのムーンブルクの悪夢の長文感想

ユーザー
daido
ゲーム
ムーンブルクの悪夢
ブランド
Inspire
得点
75
参照数
988

一言コメント

待ってましたDQ2。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

ドラクエ二次創作サークルさんなのになかなか出ないなと思っていたDQ2物。
最近の作風とは違った抜きげーテイストだった。
しかも、カンダタ物語などとは違った陵辱色の強い作品で少なくともモンバーバラASから入った人は、求めていたものと違うと肩透かしを食らうかもしれない。
昨今はライトなノリで感動で幕を引く、そんな作品が多かったから。
自分はこういうノリも大好き。

相変わらずCGのクオリティは高く、CG集として考えても十分価値がある。
声優さんは大山チロルさん、少し幼い感じの王女の容姿とぴったり合っている。
それがエロエロで喘ぐのだからたまらない。(紫髪から金髪は良かった)
システムがより洗練され、BGVなども入ってつかいやすくなっている。

抜きゲーと書いたが、ただの抜きげーというわけでもない。
最後、3日しか経っていないというハーゴンの台詞。
王女はどこから自分を見失ったのか、考察したくなる。
普通に考えるとオナニーの時点だ。
だが、どこかでスミスと申し合わせていたのではないか?
いや、実はすべてが王女の演技?
また、ハーゴンが王女を自殺へ追い込むためのイベントは何が夢で何が現実なのか。

生き残るためなら、何でもする。
女のしたたかさが強烈に印象に残った作品だった。