本編に求めていた最後はこれだと言えるような内容。番外編ということからFDっぽさもありながらも本編を上手く締めくくっています。
滅花関係の作品が出ているとのことを聞きましてさっそくプレイ。
つい最近本編をプレイしただけあって個人的ジャストのタイミングで本作をやれたのが良かったです。
公式には「後日譚になります」と書いており、やはり本編のタイムマシン後に何かしらの展開があるものだと考えていたために今回の全時代通してのキャラクターの共演には驚きがあり、本編で8つの短編の締めとなるシナリオを期待していた側としては後からこのような形で出されるとは思わず嬉しかったです。
時代を通した共演だけあって、軽くですが各時代の人物の主な繋がりが説明されていています。
やはり大きな繋がりとなるのがforever~circularからなる子孫関係なので今作のテーマを語る上では一番目立っていた部分でした。
私自身、foreverが大好きなので本編では実現することのなかった家族の共演を見るだけで幸せな気持ちになりましたし、そこから先へと繋がる人物同士の会話も読んでいて面白かったです。
本編では唯一独立しているように見えたmelancholyも、確かに繋がりの関係上は他の時代とは独立しているものの、それを切り捨てずに1つの時代でテーマを完結させていたのが評価したいところ。
お祭りゲーとなるとこの時代が一番内容薄くなると思っていましたのでこれは意外。
どちらかというとinnocent、lostの方が控えめな感じでしたね。
innocentはabandonedとの共通部分があるためそれ自体はあまり展開がなく、lostはdearまでの繋ぎが役割であるのでこの辺はしょうがないですかね。
次にシステム面について。
本編で上スクロールでバックログを表示させた際にバックログがおかしくなるという仕様がそのままだったのが残念。
まぁ、右クリックをバックログに設定するか画面上のHistoryをクリックすればいい話なんですけどね。
今回の作品で出たと聞いて改善されたかどうか気になっていた部分ではあったので一応。
後、私の場合だと本編と同じくフルスクリーンで起動しようとするとその後起動できなくなります。
システム面は本編と同じと見ていいでしょう。
~まとめ~
プレイ時間2時間という短い中にも内容の詰まった番外編でした。
もしこれが本編に含まれていたら本編に90点つけたかもしれません。
(感想書いた時点では本編は88点にしています。)
それでも、本作だけでも十分満足出来たということで80点。
これにてようやく自分の中で納得の行く形で滅花が完結しました。