幻創のイデアが面白かったのでこちらもプレイ。途中勢いに任せた部分はあったものの、物語としての完成度は非常に高かったように思う。 黒幕に関する伏線回収も非常に美しく、お見事という他なかった。「何が正しくて何が間違っているか」や「善悪の判別」など、テーマに関しても色々と考えさせられるものだった。 前作のイデアは「エンタメ性に優れていてユーザーを楽しませてくれる作り」になっていたが、本作はどちらかというと「上述したテーマに関してのメッセージ性重視」といった印象を受けた。
とはいっても魔法でドンパチするバトルシーンが実は一番好きだったりしますw
戌亥邸におけるセンリvs.フィオナのシーンが一番熱かったですね。
激闘の末にフィオナを抱きしめるあのシーンは最高すぎましたよね。
あと凛久のパートも良かった。
凛久の本心を吐き出させるために朱乃が目的を晒すシーン。
凛久の涙のCGはうるっときましたね・・・。
最後はルゥに一本食わされますが、あれはしてやられましたね。
ルゥに対する怒りで感情が揺さぶられました。こちらの感情を揺さぶってくるゲームってほんと良いゲームだと思います。
ラストの野球の描写も良いものでしたね。
ホームランというのは、「フェアでもファールでもない、己の導き出した答え」の暗示だったりするんでしょうか。
悠司との会話で度々野球の喩えが出てくるので何か意味がありそうなんですけど。
境界を追い求めること(フェアかファールか)にこだわらず、自分の信じる道を突き進め(ホームラン)ってことなのかもしれません。