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cscgssさんの水蓮と紫苑の長文感想

ユーザー
cscgss
ゲーム
水蓮と紫苑
ブランド
hibiki works(暁WORKS響SIDE)
得点
70

一言コメント

前作と比べるとパワーダウンした(のに値段は上がった)感が否めないけど相変わらずたすく絵はエロいです。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

たすく先生原画の前作「如月真綾の誘惑」と比べるとCG数は同じ、シーン数は23→28(CG使い回しを除くと26)とほぼ同等です。
一方で値段は上がっているので前作にはない複数ヒロインやラブリーコールをどう見るかで今作が高いと思うかどうかは分かれそう。

ストーリーは前作同様あってないようなもので個別ルートに入るとほぼHシーンの合間に文章がちらほら入る状態。
オチも事前に設定を見ていれば大体予測つくでしょうし実際その通りでした。
水蓮ルートは後半まで流されるままHしてるだけ感が強い上に、水蓮が紫苑の主人公への想いを分かってる筈なのに
主人公とのHのアドバイスを求めに行ったのはいくら浮世離れした性格設定の水蓮でも流石にちょっと引いた。
紫苑ルートも似たような感じだが、「姉へのコンプレックス」という話の筋が通っていたので水蓮よりはまだ良かったです。

CGの綺麗さは流石のたすく先生と言ったところ。前作より更に磨きがかかってる感すらあります。
前作の主人公ゆうくんが一部シーンを除き本番の多くは1発出して終わり、たまに2発くらいだった一方で、
今作は特に中盤以降2発3発とガンガン発射してヒロインたちも獣みたく喘いでドロドロになってるのは大変エロかった。
そして今回個人的に驚きだったのが3Pシーンがあったことです。どちらか選んで終わりかと思ってたので。
ただし個別ルートの更にミニ分岐という感じで3P(ハーレム)エンドがある訳ではなく、
本当に3Pシーンがあるだけで話の変化はほぼないのが残念でした。せめてラストは2人で出迎えてほしかった…。

総括すると、絵はエロいんですが前作と比べちゃうと値段に見合わないかなというのが個人的な感想。
話もヒロインやライターが複数になったことで色々おざなりになったりとっ散らかった印象があります。
私はたすく先生信者なので新作が出たら買わない選択肢はないですし今作も買って別に後悔はしていないのですが、
そうではなく興味がある程度な人ならDL版のセール等安くなる機会を待ったほうがいいかと思います。