序盤,退屈とまでは言わないがプレイしていて決して楽しくはないので何度かギブアップしかかった。しかし、章が進むにつれて話にぐいぐい引込まれ,結局完クリさせらてしまった。この勢いはすごい。
プレイ前は,魔王の正体が判明するところが山場になると予想していた。
魔王の正体は,誰もが魔王だとは考えない,意外だが身近な人物のはずであり,色々思わせぶりだった点にスマートな種明かしがされるはずと勝手に思い込んでいたので,正直このオチにはがっくりきた。
まぁ最後までプレイすると,魔王の正体は全然重要ではなかったのだが…。
読み物としては面白かったが,好きになれそうなヒロインがいないのは残念。
主人公もいまいちで,ラストの自己犠牲に酔っちゃってる感ばりばりのシーンは気に入らず,どちらかと言うと魔王の方に共感できた。