シナリオがもう少し練り込んであれば…。絵とエロは○。
三人の主人公を選択して、お姫様とその侍女を陵辱するADV。
基本的に誰を選んでも物語の本筋は変わらないので、二週目以降の新鮮味は薄い。
三者が一同に会するシーンで、同じようなテキストを読まなければいけないのもマイナス。
シナリオ展開はまずまずだが、ゲーム内の期間が短いのもあって、登場人物の心情がコロコロ変わる印象があった。
(例・ついさっき陵辱したばかりのヒロインと突然ラブラブになる等)
少年や虫の背景説明も多少は欲しかったし、追加ヒロインのダークエルフとの話も、突っ込んで書いたらもっと面白くなったのでは。
エロシーンのテキストは、過去の経験を穿り返したりと、ねちっこくていい。
CGとキャラクターは魅力的。
ツヤツヤした塗りが色っぽさに拍車をかけている。
レティシア(姫)の「お兄ちゃん」や、アメリア(メイド)の自己弁護が激しくて黒い点等、性格設定がしっかりしてるのもナイス。
音楽は陵辱監禁ものということで、暗くておどろおどろしい曲が多い。
ほとんどが単調なループ曲なので、印象には残りにくい。
システムがやや重く、全体的にもっさりしている。
特に、既読スキップしていても、アイキャッチを自動でとばせないのは何とかして欲しかった。
セーブは20箇所だが、選択肢が少ないので数としては十分。
雑誌の付録や、DLサイトで安く入手できることを考えると、コストパフォーマンスは悪くない。
力任せの陵辱が好きで、絵が気に入ったのならアリだと思う。
■鑑賞モード等のDATA■
インストール容量・1.06GB
プレイ時間・1プレイ約1時間、コンプリートまで5時間
CG・差分込みで177枚(差分抜きだと70枚ちょい)
シーン回想・29個
セーブ数・20個
・既読スキップあり
・オートモードあり