「21世紀の新説お伽話・忠臣蔵」の称号を与えていい傑作。歴史をネタにしたエロゲの中では間違いなく最高と言える再現度とifの両立が見事に決まっている。やってみる価値大いにアリ。
そこでこう持ってくるのか!とか,そいつをそういうポジに置くか!と何度唸らされたか分からない。
4章のまさかの敵・一学メイン化と「赤穂藩総DQN説(仮)」にスポットを当てたことでもまず驚いたが,そこからの流れが神がかっていた。ラストをif展開にしたのは賛否両論あると思うがこれこそがライターのやりたかった忠臣蔵だったという思いが伺える御伽話は大好物だ。もっとやれ。
大きな欠点と言える欠点は後半駆け足な展開とエロ不足。まさか立ち絵が一番エロいとは。元が元だし構成上仕方ないとはいえもうちょっとなんとかなったんじゃなかろうか。
個人的には討ち入り時に主人公が寺坂吉右衛門を偽名として使ったのが1章だけだったのはもったいない。あと幼馴染(現代)が黒幕かと思ったらラスボスがどこぞのF兄弟とか変態仮面並にクソみたいな理由で世界滅ぼしたる系のぽっと出な描かれ方してたのが肩透かしと言えば肩透かし。御伽話のラスボスとしては正しいと思うけど。
あと平左衛門と一緒に吉良襲撃した明らかに服装おかしい名無しのモブ藩士とラスボスで2回茶吹いた。そりゃ下賤言われても仕方ねえわあれ。
とりあえずインレは現代に避難した時の生活とその後のハーレムルート(サブキャラとモブ藩士のエロ込み)を作る作業に直ちに戻るべき。