チープかつ粗いB級サメ映画のようなガワ。開けてみると、考え込まれた中身が詰まってる。サブヒロインにまでしっかり感情移入できる意欲作。
自分が望んでたのはこういうのだったんだよこういうの、みたいなのが暴力的に含まれている作品ほど高得点をつける傾向にある(例外あり)のですが、この作品は自分が予想していた方向とは違う方向へいきなり突っ走り始めた作品であり…プレイ中は読む手が止まりませんでした。ところどころチープで荒削りなところ(最終√での恭平の能力はご都合主義の塊ではあり…ここをもう少し綺麗にできなかったかなとは思います)はありますが、それこそ作中で度々扱われるB級サメ映画のような、愛着を持てるチープさではあったので許容範囲内。
今年出てプレイした新作の中で、多分おそらく一番楽しかった作品です。僕にさえ刺さればそれでいい、他の人なんか関係ないんだよ、です。遠花天音船堀お姉さんぺろぺろ。