ヒロインだけでなく、男性キャラも大活躍する作品。捨てキャラがいないのが素晴らしい。
まずはシナリオですが、燃えました。戦闘描写が上手く、さらにその戦闘の展開自体も面白かったので、相乗効果で燃えまくりでした。これだけヒートアップしたのはFate以来かな…
で、個人的にいいと思ったのが、空気キャラがいないこと。登場人物は結構多いのですが、それぞれに活躍の場がちゃんとあるんですよね。このルートではこの人が目立つけど、他のルートになるとまた別の人が…という感じで。そのバランスがちょうどいいです。
もちろん、主人公もしっかり活躍しますので、消化不良になることもありません。ってかこの主人公、強いね。やっぱ格好いい主人公ってのは魅力的です。
日常シーンのテキストは、テンポが良くて読みやすい、という印象。話の内容が面白いかどうかは、人によるかなあ…個人的には嫌いじゃないです。ちょっとクスリとさせられる感じ。基本バトルで重くなりがちなシナリオを、日常のSD絵が上手く緩和していると思います。
個別ルートの話をすると、個人的には薫ルートが好きです。どうしてかというと、好きなキャラである虎太郎先生が大活躍するからなのですが。どうでもいい話をすると、僕がこのゲームを買ったのは、このCGに惚れたからだったりします(笑)作中でもかっこいいシーンで使われてて良かったですねえ。というわけで男キャラは虎太郎先生なのですが、ヒロインではトーニャです。デレた時の破壊力がなかなか…なかなかニヤニヤさせていただきました。
総合すると、熱き漢たちの作品です。…あながち冗談とも言えない(笑)もちろんエロゲですからそういうシーンもありますけど、僕としては男キャラとバトルの印象が凄く強いからなあ。秋厳、刑二郎、九鬼先生、狩人…みんないいキャラでした。ただ、彼ら全員について書くと長くなっちゃうので割愛。
無論、ヒロインたちも可愛いのでご心配なく。シナリオ的にのんびりイチャラブ、というわけにはいかないのですが、ニヤニヤできるシーンもそれなりにあります。