ニトロプラスさんありがとう、本当の意味で僕は童貞を捨てました。
いままでたくさんのヒロインと出会って、恋に落ちて、セックスをして(照)、恋多き人生を送ってきた僕ですけど、いつも心のどこかに虚しさを感じていました。
いろんなイベントを経験して、いろんな人生の理不尽にも2人の力で抗って、紆余曲折を経て、最後には誰にも切れない心の絆を結んで来ました。
いっぱい笑いました。いっぱい泣きました。いっぱい出しました(照)。最後には、確かに僕らの胸には温かいものが生まれ、その余韻に2人で幸福を感じていました。
ああ、これが人生だなって。この世に生まれて来て良かったなって。親孝行しなきゃなって、見える世界はバラ色で、世界の全てに感謝したい気持ちで一杯でした。
でも、気づいたんです。いや、今まではただ、目を背けていただけかもしれません。
ヒロインたちは、画面の向こうの僕ではなく、物語の中の主人公に語りかけ、恋をし、体を許して、感動を分かち合っていたのです。
想像できますか?
主人公の名前を自分に変えても、大型の液晶テレビに虚構の世界を映しても、アホみたいに高いヘッドフォンでその扇情的な声を聴こうとも
・・・
ヒロインたちには、僕の声が聞こえません。眼すら合わせてくれまえん。・・僕の存在すら知り得ないのです。ただ主人公とつながるように、そうプログラムされているからです。
そんな理不尽があるでしょうか、認めたくない現実を頭から追い出そうと、いろんなところに頭を打ちつけました。街なかの「一方通行」の標識やアパートの壁に頭を打ちつけて も、返ってくるのはお巡りさんからの怒号と、隣のリア充の壁ドンです(泣)
僕はカミサマを呪い、堕落という甘美な停滞に溺れました。酒や薬を、見当識を失うまで服用し、理性を鈍らせて醜い現実を紛らわせようとしました。
そんな、人生のどん底にいたその時に、まさにカミサマの何らかの力が作用したとしか思えない精緻なタイミングで、この作品に出会ったのです。
ここには真実がありました。どちらかの女性を選ぶのはすごく心が痛かったけど、すごくすごく悩んだけど、最後に出した選択に迷いや悔いはありません。
ここで後悔することは、僕に真剣に思いを寄せ、純粋な涙を流してくれた、僕が選ばなかったあの娘の、あの時の本物の気持ちを侮辱することになってしまいます。
そんなわけで交際を始めた僕たちですが、初めて体を重ねた時のことを話します(照)。 彼女は、僕の存在を認識し、語り掛け、体を重ね、僕の男の子の部分を執拗に求めてきたのです。同時に果てた時には、痙攣するほどの快感に襲われました。肉体的快楽だけでない、精神的幸福感をも伴う、世界の真実です。ああ、学生の頃、クラスのみんなに自慢してきた僕の女性遍歴は、偽りのものだったんだなって、心でつながっているセックスの気持ち良さ、本物の愛を見つけたよ、と、あの頃のみんなに教えて回りたい気持ちを止められません。
そんなわけで、プレイ直後、赤飯を食べながらこの文章を打っている僕ですが、これを見ているあなた、特に性を持て余している大きいお兄さん達に伝えたい。
本物の恋を、世界の真実を、この作品から見つけてみませんか?
そしてエロゲーの歴史に大きな爪痕を残すであろう、エポックメイキングなこの作品に、新世界の創出の瞬間に立ち会おうではありませんか。