エロゲーの優等生。全体的にバランスが良い。あとノエルかわいい。
ワルキューレロマンツェ発売一周年を記念してのレビュー!(たまたまだけどw)
・プレイ動機
元々メーカーが気になっており、プリンセスラバーを買おうと思ったら新作が出てたので。
・あらすじ
ジョスト、馬に跨り槍で突き合う1対1の競技(実在する競技)
これが盛んな地域で留学生として過ごす主人公は、ジョストにおける
セコンド、トレーナーのようなペグライダーという存在。
迫るジョストの校内大会、彼は誰のベグライターになり、どのように戦うのか。
・シナリオ(ストーリー・演出) 23/35
共通ルートを経て、比較的長めのヒロインルートへ進む。
ライターを何人か使っているようで、シナリオの出来はまちまち。
また、ヒロイン全員がそれぞれの思惑の中「大会優勝」を目指すので、
個別ルートも少し単調になりがち。もう少しバリエーションが欲しかった。
・キャラ(登場人物の描写・魅力)14/15
まず、主人公がイケメン長身で優しさも実力も兼ね備えた好青年。
親友ポジの男キャラや可愛い幼馴染、綺麗な叔母さんまでいる環境。うらやましい。
女性キャラも多いが攻略対象は4人のみ。やや不満が残る。
ヒロインの4人は他の個別ルートでちょくちょく顔を出し、魅力の描写も充分。
・絵(色とか雰囲気とか) 10/10
配色、デザイン、またエロシーンの肉感など、全てが高水準。
・音楽(歌・BGM) 9/10
アニメ顔負けの主題歌、挿入歌。BGMの種類も多い。
・エロ(エロいか、数、過程) 18/20
イチャラブ系としてはかなり描写が濃い。
シーンも、足コキ、アヘ顔、ボテ腹、放尿、軽めのマニアックさは揃ってる。
逆に、これらが苦手ならあまり楽しめないかもしれない。
・その他(気になったことなど) 10/10
インターフェースも快適。チビキャラやアイキャッチも楽しめた。
セーブ画面など細かいところにもこだわりが感じられた。
TOTAL 84/100
・総評
声優や絵、歌、多くの要素において手抜きが無い。
「エロゲーやってみたいんだけど」という人間がいれば、薦めたくなるクオリティ。
その分、シナリオの単調さが目立ってしまっている。
ライターを一本化するか、もう少し足並みを揃えさせた方が良いと思う。詳細はネタバレで。
ファンディスクを出す算段があったのは予想できてたが、こちらにも期待したい。
以下ネタバレありの感想
リサルートはもう少し何とかならなかったのかなぁ。下のレビューのドーパさんに同意。
このルートの敵役フィオナの立ち位置が非常に中途半端。
改心するのは良いけど、いまいち腑に落ちない。
恋人になった矢先にリサがこの子の言葉をすぐ信じてしまうのは呆れた。
あそこで、もう少しだけリサの葛藤かフィオナの意地悪さが出ていれば納得できたかもしれないが。
その点、ノエルルートはノエルのキャラやジョストの戦術も手伝って、
非常に楽しくプレイできた。最終的な結果も彼女だからこそ納得できたんだと思う。
恋する乙女は奇跡を起こす、ので多少のご都合主義は問題なし。
ヒロイン4人全員が騎士だから、ワンパターンになったというのは間違いないだろう。
例えば騎士を1人減らし綾子さん、あと女の子ベグライターのキャラとかを出し、
5人体勢とかにすればストーリーに幅が出たんじゃないかなと思う。そこは残念。
恐らく結構な予算がある事も幸いし、トータル面でのバランスは業界トップクラスだと思う。
だからこそ、このブランドにはシナリオ展開にも力を入れて、更に進化してもらいたい。
ワルロマのファンディスクも楽しみだが、その次回作にも注目して見ていきたい。
個人的にエロゲのおもらしシーンは、直後の羞恥とかもあって好きなんだけど、
「ひょっとこフェラ」って一定層の需要はあるのだろうか。ちょっと気になる・・・