(本当は90点くらいつけたかったんですが、ボイスのミスとかBGM入れ忘れとかしまいにはHシーンに音声入れ忘れるし、多すぎて減点。これ絶対デバッグまともにしてないよね) ともさんも言っている通りかなり平坦に仕上がっている。それと新規ユーザーは過去作からやらないとまずついていけない。ここ最近のねこねこは新規ユーザー向けの作品を作っていないので少なくともラムネとそらいろだけは先にプレイ推奨(一応簡易シナリオで少しだけラムネ2ゲーム内でプレイ可能)
取りあえず、まずはデバッグしてくださいお願いします。
正直ここまでボイスミスを見つけたのは初めてです(6か所発見)
とはいってもねこねこさんは特にいつもそういうミス多いですが。
それにりえルートのBGM抜けまくっててビックリしたよ。
1時間分くらい抜けてるから普通気付くって。
しかもHシーンで音が抜けてるんですよ、ふざけるなって言いたい(一応行為後の会話です)
最近のねこねこにはやる気を感じられません。
夏の電気外でもそうでしたが準備が遅すぎる。
発売1カ月前にマスターアップしたんだから多少は余裕あったでしょ...
あと毎回思うのが、起動失敗がおおい。
私のPCはかなり高いスペックなのでその問題では無いと思うのですが。たまに起動できない時があるのはベースの問題でしょうか、何とかしてください。
ここまで前置きです。
シナリオについては後述するとして
・イラストと背景
まず、イラストきれいになりスギィ!
ラムネ、そらいろのイラストがラムネ2上に出てくるので比較しやすかったのですが、進化ってすごい。
紗恵ルートで2枚ほど新規イラストが出てきたんですが比べ物にならないくらい美しくなってた(10年以上も前の作品との比較なんで多少は変わると思いますが)
立ち絵はちょっと違和感感じたけど、CGがすごくかわいい。(この絵で「すみれ」やりたかったなぁ...なんてね)
背景描き直そうよ...正直違和感しかなかった。ねこねこの作品は毎回そうだけど使いまわしが多すぎる。過去の背景に似せる形でいい(むしろそっちのほうがいい)ので描き直してほしかった。
・BGMと歌
過去作のBGMとか起用されてて過去作やった人は特に喜べます。
なんてね89、過去のなんてねとはちょっと違った曲調でまた新しい味を出してきましたね。
歌手の佐藤さんは引退してしまいましたが最後にふさわしい歌でした。
・タイトル
ラムネ2ということは、ラムネの先の物語と思いきや違いました。
まさかのそらいろのENDの数年後の物語のようです。
ラムネが特に強調された作品ですのでラムネ2にふさわしい内容でした。
・スタッフルーム的な
ともさんの完全新作の発表には驚かされた...しかもラフまでちょっぴり見せてくれるなんて
期待するしかない。
ねんど。
最後にシナリオについてちょっと考えてみました。
珍しくシナリオは重視されてませんでしたがなかなか心に来る内容だったんで。
ともさんは感情論、精神論がなかなか凝っているので考察するにしきれない内容ばかり...
・世界観、舞台について
ラムネと同じ舞台ですので説明は割愛し...
田舎ですよね。取りあえず東京まで4時間かかる場所なんで。
いろは、七海ルートでもそうでしたが子供が東京に行くことは不可能でした。
それとプロローグで理由はないままいろはが妹になった、そしてその母親は
「子供だからって、不思議チャンにもほどがあるわ」
って言っていたこと、そして何故か父元を離れて妹と都会から4時間も離れた田舎に暮らしていること。
メインヒロインがopにもある通り何かしらの問題を持っていることから社会から隔離する場なのではないかなと勝手に思ってます。
・いろはルート
ルートの中にもAルート、Bルートの分岐があったのはなかなか面白かった。
いろはがグレるほうのルートですが、なぜぐれた?
多分兄との約束が破られてしまったためだろう。
このルートの言いたいことは「つながり」だと思われる。
残念なことに父から都内の学校を勧められ、自分を優先していろはより先に巣立つこととなった。
しかしいろははまだ自分の気持ちがはっきりしていなかったので兄が巣立つことを断ることが出来なかったのだろう。
そのとき、約束したのが寂しくならないようにちょくちょく手紙を送る。という内容だった。
それが原因でグレるのだが。正直面白かった。
IFの世界ということらしいのでぐれた場合のシナリオだったのかな。
主人公の最後カッコよかったなぁ。ちょっと惚れた。
というかなんでいろはAB分岐で料理ができるようになったりできなくなったり勉強ができるようになったりできなくなったりするのか...
・解明していない部分(いろはルート)
○母親がなぜいろはにたいして「不思議チャン」といったのか。
単純にいろはが言っていた「かたつむりになりたい」を聞いて発言したものと思われるが
親なら普通は理由とか聞いてもおかしくはないはずなので母に問題があるのかもしれない。
○かたつむりとヤドカリ
これに関してはいろはルートで兄についていけない、ただ背中を見つめることしかできなかった自分に対する直喩なんだと思います。でも時系列的におかしいんですよね。兄と出会う前から自分がカタツムリだと知っていた?
上位機種と称されたヤドカリ。結局いろはとはあまり関係がなかったが実際どうだったのだろうか。
○約束
引っ越しても絶対に近況報告のような手紙送ると約束していたが残念ながら兄の方から約束を破られてしまう。
理由については語られてない。
・七海ルート
このルートがメインということらしい。
過去作のラムネと同じ名前(七海)を引き継いでいるのでそうなりますよね。
ラムネが一番浮き彫りになったルートでしたね、ラムネが結んだ恋です。
「無数にある、気まぐれな偶然の積み重ねと、たまに訪れる転機という必然を迫られる曲がり角、その二つの結果が現在の日常なのでは。」
とともさんが言っていたのでスカーレットとは少し観点が違った日常の答えを出したかったのではないでしょうか。
日常パートがメインですので正直飽きてきてたです。
晴れ、雨は主人公君と別れるかともに生きるかのパラレルなんですが、別れる方の感情論が心に響きました...
1つの選択であそこまで変わってしまうんですね。学生時代一人だった方は特に同情は言いすぎですがそういうのも有るかと思います。
・解明していない部分
○ヤドカリとの関係性は?
幼少時代に主人公君に向かってヤドカリを投げるなどをしていた、そして穴場だと言ってバス停裏にある強いヤドカリの城(比喩)結果関係が有るかと思いましたが結局よくわからないまま。
・りえルート
貸し借り100つでお願い1つなんでもなんて設定有るんですが効果があまり発揮できていなかったので正直これ必要か?って疑問になったりします。ラムネの設定を継承したかったんでしょうけど。
とはいってもこれがなかったらきっと神谷とは結ばれなかったのかもしれないですね。
偶然はきまぐれ...なかなか深い言葉です...
今続いている日常が偶然コロッと変わってしまうんですから。
変わる未来、変わらない未来、全ては偶然。偶然にできた内容。
で、IFのりえは完全に性格が逆転してるんですよ。
その、つまりギャップ萌えが発生するわけで、なかなか。
・おまけなどなど
まさかの野望2017復活だと...ビックリしたぞ。しかもなかなか面白かった。(ほとんど使いまわしだけど)
トラ○プ大統領ネタはなう過ぎてビックリ。最近入れたのかな。
粘土の世界ルート、意味不明過ぎて笑うしかなかった。
お兄ちゃん好き好きビームルートの画像は流石に危なかったな。
とまぁこんな感じで特殊なルートが9つあって更にサブヒロインも攻略できます。メインシナリオよりこっちのほうが正直楽しめましたね。
こんな感じでこれからも誠意ある作品制作をしていってほしいですね。