モノリスソフトの遺作。
偶然にも最近メーカー最後の作品をplayする機会が多かったので、少し横道にそれますが思うところを述べようと思います。ソーシャルゲームやスマホゲームの影響もあり、エロゲの衰退を感じます。結局昔のように「みんなが同じものが好き」というわけではなくなってきている、換言すると「人それぞれに興味の対象が分散している」世の中でこの業界も年々苦しくなっている様子が見て取れます。たとえば、ショップがつぶれたり、売り場面積が狭くなったりってのはどの地方でもあるんじゃないでしょうか。淋しいことですね。小売店のみではなく、メーカーもヒロインの人数を絞ったり企業努力をしているように思われます。
ですが、その企業努力むなしく１本の失敗でこのソフトのようにメーカーをこかしてしまうことになります。このソフトは一口で言うとウリがないです。萌えゲというより抜きゲなのに、変なゲームシステムにして全体のテンポを遅らせたのは致命的です。早くエロシーンに行きたいのに、ミニゲームでゲームオーバーになってなかなか行けなけりゃヘイトがたまります。どっちつかずのゲームや今まで鬼畜ゲーやってたとこが、いきなり純愛ゲーやったりするなど、やっぱ一本筋通せなくなったら終末が早くなるものかな・・・
モノリスは前回もノーパンをウリにしているゲームを作っていたと思いますが、ノーパンシチュがほとんどなかったので、前回の期待外れで予約も伸びず、体験版でユーザーに上記で書いた感想を持たれてしまったのかなと思います。そしてタイトルに関わらず、今回もパンツシチュないし。言うなれば焼肉食べ放題と聞いていたお店に行って、肉のお代わりできませんって言われたものです。