期待しすぎてたのもあるが、ちと肩すかし。ラノベの懸濁液になってしまっている。キャラゲーとしても弱い。
決して駄作・地雷では無いのだが、このブランドらしさが失われている気がする。
学園都市・マンモス校・生徒会選挙・ボランティア部的なにか・主人公に未来予知能力・・・。
本作の題材になっているものを列挙しましたが、それぞれ何か別の作品を連想するはず。
このブランドとしては珍しく、そのくらいオリジナリティが無くなっている。
結構最初の方から選択肢がある。かといって、分岐はかなり終盤(つまり共通部分が長大)なのでだんだん作業化してくる。
テキストは悪くないのに、シナリオゲーにはなり得ず、キャラゲーや雰囲気ゲーにも足りない。
どこかで見たような設定に埋もれ、本作中の「羊飼い」のように、ひっそりと忘れ去られる作品となりそう。