かなりの長編で、展開もなかなか面白かった。ただ、確かに個別は微妙。
全23章のうち、共通が20章まであり、物語の本筋は共通だけで完結します。
個別はファンディスクみたいな感じでしょうかね。
共通シナリオは主人公とヒロイン達の出会いとちょっとしたエピソードが10章、その後10章は学園の危機を救うための戦いといった構成です。
話は長いですが、結構テンポ良く進むので飽きずに続けられました。
少年誌マンガみたいな感じで、深みはありませんがノリだけで突っ切る感じです。
主人公はクレバーな知略家という設定なんですが、変なムッツリヘタレスケベ設定のせいであまり賢い印象を受けなかったのが残念。もうちょっとカッコよくしてもよかったかと。他の方も書いているように、ショタ絵もどうにかならなかったんですかねぇ。
イケメンにする必要はなくても、これは酷い。
個別の3章は大量のHシーン+ちょっとした事件という感じで、話としては全般的にイマイチ。共通がよかっただけに残念。
キャラ別の感想は、
・佳代子の設定は本当にどうしてこうなったという感じ。一応メインヒロインなのにかなり残念なことになってしまいました。
・聖良は共通では大活躍でしたが、個別に入るとかなり失速。元生活指導教師ももっと重い物を背負っているかと思ったのですが…。
・静奈の個別は、静奈が勝手に暴走しただけの感が。共通では結構良い味を出していたんですけどね。
・彩は、共通ではあまり活躍しなかったけれど、個別は意外に一番良かった。初々しくて見ていて一番微笑ましいカップルだったのもあります。
・美琴はツンデレというよりSかと。個別シナリオは主人公達の生い立ちや事件の真相に迫るのですが、想いがちゃんと通じる前のHシーンの入り方がとても不自然なのが残念。21章のHシーンは正直蛇足かと。
いろいろ書きましたが、このゲームのキモは共通部です。
そのうちアニメとかになるんでしょうかね。