法が人を守るのではく、人が法を守っている クソな世界の話。
「これ、エロゲーじゃなくてもいいんでは?」ってのが
終わった時の感想でもあるが、エロゲーでないと、女性キャラに対して
ここまで感情移入できなかったのかもしれない。
法というのは人と人とが潤滑に交流するための決め事であり
そのためにそれを犯した人は何らかのペナルティを負う。
しかし、この物語においては
罪の範囲が、私たちの住む世界の話よりも、ずっとプライバシーに踏み込み
また、それに関してのペナルティを負うことにより
その罪を犯さないようになる・・・のだが、同時に多くのものを失いかねない。
ゆえに、法を守ろうとするばかりに、人は磨耗していく。
3人の女性を攻略するにあたり
すべての攻略シナリオは秀逸であり、ひとつの完成形となっている。
もちろん、最後は、法月との対決という形にはなるし
攻略ルートに行ったら、他キャラとの交流が減る。
なんだろ・・このライターは
「ユーザーを驚かすこと」を良く知っていて、展開にハラハラさせられる。
ゆえに、法月との対決はいつも新鮮でしたし。
個々の性格についてもしっかり肉付けが出来ているゆえに
敵役である法月や、灯花の母もとてもキャラが立っている。
さらにウマいとこが、セピアの存在でしょうか(^^)
暗い話になるところを、うまーく救ってるし(^^)
ま、なんにせよ。
これが最高ランクに準する作品であることは間違いないです(^^)