長い、長すぎる。なのにヤってしまう
いや、多分言うほど長くないんだけど、まず最初に共通ルートで各ルートある程度のとこまで
流してから最後に分岐みたいな感じになっているので、なんとも辛かった。
セーブデータ作って途中からとか効率的なやり方はあるんだろうけど、個別ルートやってるうちに
大体の話忘れちゃってて、結局また最初からやり直すのが毎回だった。
ただ、それでもテキストが面白いからその周回プレイがあまり苦にならないのは凄い。
このライターはギャグばっか話題になってる気がするけど、今作は本当に色んなノリの話を
書いていて、イジメを受けてるぼっち妄想癖の描写なんかは読んでいて本当にキツいし、
かと思えばカフェ物みたいな第二章はギャグセンス本領発揮でコメディとして非常に面白く、
第三章ではグループ抗争を絡めたストリート物をしっかり書き切っている。
どれも全部面白いので、本当に楽しめた。
しっかりした軸がありながらも幅が広いというか、ライターの器用さを実感出来る所である。
これでグランドフィナーレになるべき話がしっかり面白かったら90点代後半だったんだけど、
それがあんまりにもショボかったのが痛い。
まとめ方が下手というか、盛り上がりに欠けるのは、このライターの最大の欠点では？
それ散るは経緯を聞くと同情するけど、アレのまとめ方も酷いもんだったし。
あとエロが全然使えない。
絵が糞（嫌い）なのもあるけど、テキストにもエロい事してる昂揚とかが何故か感じられない。
余談だが、話が面白いライターに限ってエロがショボいのは何故なのか、論じてるものでも
あれば誰か教えて欲しい。