これぞ恋愛ゲーム。王道イチャイチャの傑作。本当こういうのが良い。
主人公は特別な過去や能力をもつでもない。
学園や世界を巻き込む大きな事件が起きるわけじゃない。
ただヒロインと一緒に帰り、仲を深めて恋人になりいちゃいちゃするだけの話。
この作品をプレイして恋愛ゲームって言うのはそれが一番大切なんだとあらためて気づかされた。
勿論自分には起きないような壮大な陰謀との戦いや、世界をループしてヒロインを救うような話も面白い。だけどそれが名作の条件ではないと教えてくれる。
タグでもあるけど、前提として主人公がいい。ふざけたり冗談も言うけど人を恨んだりせず出来る善行はする。頭が悪いわけじゃないけどヒロインに一本取られることもある。顔が特別よくなくともモテるだろうし同性としても友人になりたい。
そんな主人公が人気だとわかってても綺麗に描く作品はなかなか見られないが、今作は全ルート通して違和感を覚えずカッコよかった。
当然ヒロインも大切だが、全員かわいい。
自分は普段年上ヒロインにはそこまで惹かれないので最初を雪子先輩で進めたが、ルート入る前に好きになってた。自分の趣味よりキャラの魅力が上回るってなかなかないんだけどね。
自分は雪子→つくし→茉莉愛→多乃実→陽佳の順で人にもお勧めできる流れだったが、その度にその子が好きになる。見劣りするヒロインがいないのは何気に凄い。
各ヒロインの感想だけで長文が書けそうだけど、共通して言えるのはタイトルにある放課後での逢瀬だけじゃなく個別入ってからもニヤニヤしっぱなしになるということ。
普段エロゲは学園物だけじゃなくSFやファンタジー系、戦争ものもやってるしエロはハードなのが好みだったりするけど今作は恋愛ゲームを突き詰めた傑作でとても満足した。
どんな作品かと言われたらただイチャイチャするだけだが、終えた時の充足感が高い。買ってよかったと思わせてくれる良い作品です。