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cheesegumさんのこいのす☆イチャコライズの長文感想

ユーザー
cheesegum
ゲーム
こいのす☆イチャコライズ
ブランド
eRONDO
得点
90
参照数
3098

一言コメント

三者三様のヒロインが可愛い。イチャコラエッチ特化の作品。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

タイトルの通り2人の恋の巣(アパートの1室)でイチャコラする作品。ごく一部のシーンを除けば自室でHしてます。
ヒロインは母性溢れる癒し系の「いちか」、Hなことに興味津々のオタクっ娘の「サチ」、常にテンションが高く表情がコロコロ変わる「なつめ」の3人。どのヒロインも個性的で可愛く、ライターさんがそれぞれ違うこともあって、ルートごとにかなり違った雰囲気を楽しめます。

たけやまさみさんのCGは表情が凝っていてグッド。口元の微妙な揺れ(?)や、目元のトロンとした雰囲気がヒロインの魅力を惹きたててます。サチの目を見開いたような顔はやり過ぎ感がなくもないですが、文章の方もかなりつっこんでるので違和感は少なめ。立ち絵の表情も三者三様で見てて飽きません。個人的にはジト目のなつめが好み。
また、はたちさんの描くSD原画もかわいらしく、イベントシーンの脳内イメージを補助してくれます。とろけそうな頬の具合が実に良い。
しかし、CGの使いまわしが多いのはちょっと気になるところで個人的にはシーンごとに専用のCGって形の方が好きですね。

シナリオについてはHシーンの割合が高いです。恋人になった後はひたすらHシーン。その合間合間に一緒の食事やコンビニへの買い物などが挟まる感じです。個人的にはもうちょっとエッチシーン以外のイチャコライベントが欲しかったかなと。ただ、サチルートだけは途中にちょっと長めのシリアスシーンが入ります(選択肢によってはスキップ可)。
恋人になるまでは通所シーン体験版でプレイ可能。製品版は体験版の後からプレイできる機能がついているので、まずは体験版をやってヒロインの雰囲気を確かめるといいかもしれません。

音楽はOP曲の中毒性が高く、最初に流れるムービーをついスキップせずに眺めてしまうこともしばしば。本編BGMも耳に残るものが多く気に入ってます。

クリア後にプレイできる「秘めくり」モードは(帰宅からの会話)→(Hシーン回想)→(ピロートーク)と展開するおまけですが、単にHシーン回想を使うよりも恋人感が楽しめて気に入ってます。Hシーン回想以外は新規会話で、追加DLCもこのモードを利用します。

以下、各ヒロインルートの感想です。

・いちかルート
いちかは何でも受け入れてくれる天使のようなヒロインで3人の中で最も甘々な生活が楽しめました。保母さんのような喋り方は本当に癒されますよ。それに加えて主人公のことを「パパ」と呼ぶシーンもあったり。
ただ、他の2人に比べてHシーンのバリエーションは少なめに感じますね。アブノーマルっぽいプレイはほとんどなし。CGの使いまわしもけっこう多かったんで、その分をHシーン以外のイチャコラに回してほしかった気もします。ぎゅーっと抱きしめるシーンを増やしたり、特典CDにあった耳かきシーンを入れたり、Hなしのマッサージをしたり。そんな甘々なシーンがもっとあっても良かったのかなと思ってます。
しかし、「それなー」「これなー」の相槌が可愛すぎ。歩サラさんの声もマッチしてます。

・サチルート
本編で主人公がリスペクトするほどHシーンの密度が高いです。これでもかってくらいに何度も射精したり、はたまた焦らしプレイで虐めたり、逆にサチに攻められて虐められたり。卑猥な言葉もやたら連呼させますし、後半は喘ぎ声が大変なことになりますし。とにかくヒロインのエロさなら絶対に全ルート中1番かと。
シナリオについても恋人になるまでの過程が最も長かったり、途中に2人の愛を試すようなシリアスシーンが入ったりと濃い目です。
ただ、スク水とか体操服のシーンが無かったのは残念でなりません。まぁ、体操服については立ち絵があるんで追加DLCに期待しておきましょう。

・なつめルート
やたらと表情の変化が激しく、どこか虐めたくなる系のヒロイン。それだけに玩具を使ったプレイとか、ちょっとSMチックなHシーンがあります。それでもハードな感じにならないのがイチャコライズらしいですね。後ろの穴にちょいちょい触れつつも中途な感じで終わってしまったので、こちらも追加DLCで何かあると期待してます。
個人的には股間マクラのシーンが凄く好みで、こういった恋人同士でなければ絶対にできない甘々なシーンがもっとあっても良かったと思うです。