ひたすら丁寧に作られた作品。充実のアフターに脱帽。
School編は行事委員会の活動を通してヒロインと心を通わせてゆくという流れ。
√によって出し物の内容は変わるが、特に真里花√の天体水族館が素晴らしかった。
After編は我妻アフターとでもいうべき内容で、主人公は我妻建築事務所で(そら√では独立して自分の事務所を持つようになるが)夢に向かってせっせと働き、ヒロインはヒロインで自らの夢を叶えるために頑張るといった内容。
一人で頑張るのではなく、お互いに支え合いながら夢に向かって突き進むという流れなので見ていて気持ちがよくなる。
読み物としてはAfterシナリオの方がよくできているが、その中でも特にそら√の出来が素晴らしかった。
独立したてで不安定な時期にある主人公をそらが甲斐甲斐しく支えてくれて、主人公もプラネタリウムのプログラムについてそらに意見を言ったりしてお互いに支え合っている。
また、旧館やプラネタリウムなど思い出の場所を新しく生まれ変わらせるにあたって、主人公はデザイナーとして介入し、過去から未来へとたくさんの想いを繋いでいく役割を全うした。
そして最後は満天の星空の下、二人並んで座りながらエンディング。思わず泣いてしまいました。