ビジュアルも声も音楽も良好。雰囲気もいいのですが・・・
絵はとてもいい。
イベントCG、立ち絵ともに1人の人が原画から彩色までやってるだけあって、
原画家の個性が十分に生きている。
反面、背景画が安っぽいのが残念。
音楽もいい。声優さんも好演してる。
音楽と声のボリュームバランスの調整が不十分な気もしたけど、許容範囲。
システムも過不足無し。
ビジュアルを邪魔するものが無いシンプルな画面構成は特筆すべき。
CG閲覧モードでは、クリックにより連続して閲覧できるようになり、
1枚見るたびにリストに戻ってた前作に比べ改善されたといえる。
問題はシナリオ。
文章そのものは問題なし。雰囲気もいい感じ。
ただ、後半はどのルートもあまり楽しめなかった。
不整合な部分も目についた。非常に残念。
絵がとても好きで、音楽も思いのほかよかったので、
ただ、シナリオの難点が悔やまれる。
これはライターさんの力量というよりは時間不足なのではないだろうか。
思い入れのあるブランドなので、点数はやや甘め。