ふたりのトウヤ
なぜ記憶を持たずに入ったのか考えていましたが、過去の自分が今の自分を見た時どう思うのか。
目的の為に100人を利用する自分達を止めて欲しかった。
スカイタワーに現れた親友は事故を引きずる現在の自分自身も映していたのか、と。
簡潔に感想を
▼悪かった所
・ナイフ男の所がピーク、それ以降どうしてもシリアスな場面が見劣りしてしまう
・左上に現れるSNSウインドウ。テキストを読んでいる時に不意に現れて集中できない。
▼良かった所
・心理描写が優れていて回想シーンなんか秀逸。一人称視点になる場面では読まされてしまう。
・音楽がいい。オルゴールアレンジも好きだけど、一番はKAKOさんの「Happy Birthday to…」
進めば進むほど面白くなるストーリー。そして最後、上の二つが組み合わさるサプライズに思わず涙腺が緩む。
ナツメグを思わせるコットンらしい、温かいお話でした。