意外な掘り出し物だった。シナリオもしっかりしてて、キャラにも萌える。名作とは言えないがそれに限りなく近い良作で、正直驚いた。
今年いきなり自分の中での年間ベスト10に入りそうな作品に当たった。今月24日の怒涛の名作候補発売の嵐を前にノリで買ってみたが、下手すると自分の中でそれらの作品を凌ぐほどの評価になりそうである。
パッケージからは想像できないがシナリオが無駄に素晴らしい(褒め言葉)。感動という程ではないが、少なくともただの萌えゲーではない。それでいて千早などは結構上等な部類のツンデレで、最初は印象悪いかもしれないが後半では嘘みたいに態度が変わり、人気を集めそうな感じ。
先程シナリオが良いと言ったが、鬱っぽい展開が結構続くので、そういうのが苦手な人はきついかも。たいして気にならない程度だとは思うが。
しかし、その鬱展開が主人公を巡る昼ドラ的ドロドロなノリで、双子が仲直りしては喧嘩みたいな事を繰り返すのが正直見苦しかった。それもメインの一つかも知れないが。
若干ネタバレだが、後半に結構意外な展開が待っている。まぁ分かりやすいから途中で気づくかもしれないが、分かってても割と驚いた。
断っておくが、この物語は双子(?)がメインなのでそれ以外のキャラ目当てで買うのはお勧めできない。シナリオの精度がかなり違うし。
とりあえず24日まで目ぼしいソフトがない人には是非お勧め。値段の割にボリュームがあるし、エロに関しては双子シナリオで一つ凄いのがある。今年は幸先の良いスタートとなった。
(てか色々と君望と被ってる所はあるけど、そこらへんはスルーの方向で・・)