鬼畜王ランスの枠組みを越える地点まで到達した作品。 ランスシリーズの完結編がますます楽しみに。
英雄戦姫との関連で久々に自分の感想を見返そうとしたら
当時5000文字くらいかけてがっつりレビューを書いたはずのレビューが
登録されてない・・・もはや当時のテンションの再現もできないのでどうしたらいいんだ・・・。
ゲームパートについては大いに不満点はあるが、
主人公の完成度の高さおよび、この主人公だからこそできる連合艦隊エンドの着地点は
その不満をもってなお高得点を付けるに値する作品だと思われる。
連合艦隊エンドは本当に素晴らしいのだが、
このルートの凄さを味わうためには、
裏主人公であるキングコア編を体験しておくことで
主人公の人生哲学を理解しておく必要があるし、
(主人公が何を考えて行動しているかはキングコア編で、
キングコアに対比する形でしか語られない)
別ルートで、主人公のスカーレットに対する想いを理解しておく必要があったり
ラスボスの存在および対決まで到達することが、設定上いかに難しいかは
別のアリスソフト作品をプレイしておく必要があったりするため、
本当の意味でベストの体験をすることが難しいのが非常にもったいない。
そういう意味で、純粋にこのゲーム単体で評価すると80点くらいかも知れないが
個人的はトゥルーエンドの展開には滅茶苦茶燃えたのでこの点数で文句なし。
(と、このあたりの説明を延々と書いた感想記事をアップしたはずなんだよ・・・)
鬼畜王ランスのエンディングを越える地点まで到達していると思う。
アリスソフトとしては、この作品で一度壁を越えた上で、
ランスシリーズの完結編をどこまで持っていくか、とても楽しみ。