ライターのお二人には、互いの設定の確認などをもう少しして欲しかった・・・
ライターが2人います。
いわゆる『本校系』のルートを健速さんが、『分校系』のルートを丸谷さんが書いています。
2つのルートへの分岐は開始1時間ちょっとで現れ、選ばれなかった方の人物はそこからはほとんど出て来ません。
そういう意味では、2つのゲームが1つになったような印象もあります。
それをお得と捉えるか、キャラの雰囲気がぶれるかもと捉えるか。
本校系のルートは、話が良くまとまっています。
なかなか軽視されがちな、『主人公』と『ヒロイン』以外の裏の話なども描いてくれ、
物語に奥行きというのを持たせてくれます。
ただ、どうにも本題を見失いがちというか・・・
ずっと取り組んでいた本題を解決せずに、他の話題で盛り上がってそのままエンディング。
エピローグで地の文だけでその問題を解決したり、或いはエピローグでも解決してなかったり
そんなこともあったりします。
後は、メインヒロインのあくが強すぎ・・・
分校系のルートは、起承転結きっちり纏まっています。
ただ、あのHシーンの数は多すぎなのではないかと。一般的なゲームの2~3倍はあると思う。