霞の毒デレとエロと笑顔が最高だった。
霞が好きなので霞ルートについて感想書きます。
最初にプレイしたとき(体験版を含む)にはあまり主人公にも霞にも好感が持てませんでした。
だって、主人公が霞に彼女がいない点を指摘されて、逆ギレでじゃあデートしてみろよと言って切り返して、霞も売り言葉に買い言葉で結局デートするところから始まるんですが、流石にこの展開はありえねーと思いました。
霞も主人公に対しては暴言、所謂毒しか吐かず、グイグイ心を抉る言葉を容赦なく浴びせてくるんです。
本当にこのゲーム大丈夫かよ、暴力系ヒロインは御免だぞって思ったんですが、プレイして行くうちに、あるときを境に霞の毒の性質が見えてくるんです、本当の悪意を孕むもの、自分を守るためのもの、そして照れを隠すもの。主人公はそんな霞と偽りの仮デートを重ねて行くうちに霞に惹かれるんです。私も自然と霞に、その毒に引かれていきました。今まで孤高であり他人に心を開かなかった霞も自分のために行動してくれる主人公に少しずつ引かれていきます。
そして、主人公はクリスマスに霞を偽りでない本当のデートに誘うのですが、霞は仮デートのつもりで渋々了承し、当日を迎えます。でクリスマスデート終盤で主人公との会話の途中で、霞が仮デートじゃなかったことに気づき大慌て、これを機に主人公は思い切って告白。不器用な霞はちゃんとした返事を出さず毒で照れ隠ししてぐだぐだな感じで付き合うことになります。
一般的なエロゲだと付き合うと日常パートでもHパートでも常時いちゃラブで甘々に主人公と接するんですが、霞はそうはなりません。霞の場合は毒が甘くなるんです。日常パートでは互いを名前で呼ぶ程度で、いつでもどこでも抱き合ったりキスしたりあまあまになりません。むしろ付き合っても主人公に毒を吐きます、でもこの毒は照れ隠しや主人公を思うもの。最初のにあったような悪意はカケラもない。私はこの霞の毒が溶けるくらい大好きになりました。一方、Hパートでは霞は最初は強がるんですが即堕ちします、プレイ中は日常パートとは違い本当にあまあまで主人公の言う事はなんでも聞いてしまう。でプレイが終わると我に返り、毒を吐いて照れ隠しをするんです。毒を吐く霞が最高に可愛いく思える!
そのまま、二人の関係はどんどん深くなり、エッチもどんどん野外でするなど激しいものになっていきます。霞も二十分に主人公から愛されていることに気づいているんですが、不器用なため彼女が毒を吐くというのは最後まで変わらないんです。この徹底さが素晴らしい!途中で変にデレてくれなくて良かった。
そして物語はクライマックスへ。
霞はある日、公園でゆきと会話している途中に気づいてしまう、そう日常パート、Hパートで主人公からは何度も「好きだ」、「愛している」など自分に対する好意をはっきりと伝えてくれたのにもかかわらず、自分からは一度も好意を伝えたことがない。それに加え、クリスマスでの告白にさえもはっきりとした返事を返さなかった自分に。そして悔い、反省するんです。それほどまでに霞は他人に心を許すことに慣れておらず、恥ずかしいのです。そして主人公を呼び出し、今までのことを謝り、はっきりと”笑顔”で今一度告白するんです、好きです付き合ってくださいと。今まで溜めに溜めて最後に一度だけデレる!これぞ毒デレですよ、破壊力が半端ない!!
さっきも言ったように霞は日常パートではデレきらないんです、つまりこの時点までは主人公に一度も笑顔を見せたことがないんですよ。その彼女が、満面の笑顔で告白してくるんですよ!!。このゲームでは霞が主人公に笑顔を見せるのはこのシーンが最初で最後(笑顔の顔グラここでしか使われない)なんですよ!!いつもはむすっとしてて不器用で毒で照れ隠しして、自分の好意を素直に相手へ伝えるのも苦手な霞にここまで言われたら、ここまでされたら惚れない訳ないでしょう!?そりゃあ心底惚れましたよ。
エロや容姿じゃなくて性格で惚れたのは久しぶりです。
それに霞は毒を吐いているにもかかわらず、終始ですます調なのが本当にいい味出している!
だから一言で感想を書くと霞の毒デレとエロと笑顔が最高だった。なんです。
ちなみにこの最後まで笑顔見せない戦略は霞のコンセプトらしいです。
まんまと嵌りました笑
あとこのゲーム音楽が素晴らしい!!
特に好きな曲は
LOVE×PHASE
LOVE×PHASE -wish-
シロスミレ←霞に告白するときに流れて本当に感動した
天は自ら助くる者を助く
その雫の意味は
二人の微笑
です!
製作側には今後とも主人公=プレイヤー型のゲームを出し続けて欲しいです。
というか霞のファンディスク出してください!
お願いします!!m(_ _)m
長文駄文失礼しました。