美咲と佳奈子だけクリア。幼なじみの一団の雰囲気は良かったが、個別はパッとしない。
転校で田舎に帰ってきて幼なじみたちと会い、また昔のように仲良く過ごすのはほっこりする。
サル、ロリコン、毒舌、男言葉ヒロインと癖の強そうな性格のキャラクターが入っていて日常はそれなりに面白い。会話もいい意味で軽いので読みやすい。が、話の中心は昔馴染の駄菓子屋で、それを存続させたい主人公がみんなを引っ張ろうとする流れで期待していた幼なじみ同士の関係の変化の話はあまりない。頻繁に幼なじみとの会話があるが、常に仲良く関係が大きくこじれたりはしなった。
美咲と弥生は共通でこじれ気味ではあるが個別まで引っ張った割にはたいした問題は起きず問題の原因も弱い。
佳奈子もUFO的なこと言ってるけど個別ではそんなにUFOな話はなく、過去の呪いのような問題に注力している。
キャラ付けがあるわりにはあまりエピソードとしてそれを生かしてないように思えた。
美咲も佳奈子も人の家(他ヒロインの家や店番先)でやっちゃうのはなぜなのか?アサプロのようなコメディ主体な雰囲気ならOKかもしれないが、普通の常識?キャラゲーで非常識を入れるのかわからない。背徳とか佳奈子が言ってたが普通に迷惑行為ではと思ってしまう。まぁ、これが特大のギャグなのかも。
■美咲
個別では駄菓子屋の存続を願う一人として駄菓子屋で店番する話。たいしたエピソードもなく駄菓子屋に反対する息子が勝手に納得してなんとなく存続が決まる。
主人公とは仮の付き合いから始まるが、引き伸ばしていた美咲と弥生とのわだかまりを解決後、仮ではなくなる。
個別は駄菓子屋が中心で(といっても店番するだけ)起伏がなく、弥生との問題で大きくこじれるのかと思ったが引っ張った割にはあっさり解決でイマイチ。
シーンへの移行も雑な感じ。
■佳奈子
変身ヒロイン。途中から子供返りしてしまい、原因を探る話。子供状態でのシーンがあるので通常の佳奈子のシーンは半分。
駄菓子屋が中心ではないため少し展開に変化はあるが、佳奈子との仲が深まるのが中断されたような感じで消化不良。
サルに手伝わせるための夏休み終わったら海へ行くって約束してたから期待したけど上記の2ヒロインでは海にはいかなかったYO。海に行く前(夏休みが終わる前)に個別が終わる…。