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boipodさんの彼岸花の咲く夜に 第一夜の長文感想

ユーザー
boipod
ゲーム
彼岸花の咲く夜に 第一夜
ブランド
07th Expansion
得点
78
参照数
4474

一言コメント

○学生のアへ顔ですか……

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

うみねこでなんだかんだ言いましたが、OPムービー見て興味持って買ってしまいました。


とらで予約購入したので、一足先にプレイ。

一言で表すなら竜ちゃん、推理物より…こっち系が合ってるぜ。

うみねこやひぐらしは、推理とか謎解きとかだったが、
今回の彼岸花は複数の短編を集めて1つの作品に仕上げたホラーファンタジー。

予想してたより、とってもおもしろかった。やっぱり読ませるところは上手いし、
このじわじわした人間の闇を描くのはさすがだなと思った。


妖怪だの、妖怪階級みたいなのがあるが、それを使って
人間の心に潜む人間の醜い感情、闇に付け込んで、妖怪が甘く囁いて陥れ、
魂を奪うという感じ。


主人公は妖怪である、彼岸花と毬枝(?)を軸になってて、お話は進む。
といっても、1話ずつ分けられており、各話きちんと完結物になってる。全7話。


各一話は思っていたほど長くなく、20~30分で終わる。
短編だからか、結構あっさりしてる。悪く言えば、淡々としている。
もう少し長くしてもいいんでは?



長さは全部通して驚きの短さ。4時間半くらい?
それで1785円はちょっと高い気がするけど、いや、正直今までのが
安かったのかもしれない。でもやっぱ高いなー
シナリオ量が減ってれば、BGMの数の減っており、印象に残る曲はあまりなかった。


面白かったのは、3、5、7話。1話も面白かったけどこっちは漫画の方が良かったな。

見どころ、

3話はアへ顔。
5話はアッー!!!
7話は「強く生きて。死んで咲く花などありはしないのだから」というテーマに沿っています。


総合的に見て、思っていたより面白かったです。
でも、物足りないところがあった。お茶会的なものがなかったり。





以下はキャラの感想





彼岸花
:主人公
学校妖怪序列第三位「踊る彼岸花」残酷なことで有名。
ベアトリーチェとベルンカステル+優しさ1割入れたようなキャラ。
残酷なのか、気まぐれなのか判断が難しいですが、なんだかんだいってどこか
憎めないところがある。可愛い。深夜アニメ見るって所は萌えた。
「アニメおたくの彼岸花」と呼びたい。




森谷毬枝
:主人公2
学校妖怪序列第8位「めそめそさん」第一話は人間だったが、いろいろあって妖怪になる。
生前、いじめられっこで内気な子だが、妖怪になってからだんだんたくましくなっていってる。
成長する主人公タイプ。バカ正直で純粋だけど、イイ子。妖怪になった彼女が強くて好き



金森
:イケメンレイパー教師
○学生に手を出すゲスキャラ。だけど、OPムービーの顔芸な彼を見て購入決めたという
意味不明な動機。なんていうか、このキャラもっと活躍させてほしい。以降、妖怪になって
毬枝の前に現れて対決したらいいのにな





紅茶紳士
・少女をアへ顔にさせるのが趣味でしょうか?変態紳士ですね、わかります。




ハメルン
・も っ と 頑 張 れ よ。てっきり影の支配者的なキャラだと思ったのに、
弱いっす。


二瓶ひかる
・てっきり僕っ娘だと思ってましたし、彼岸花が死んだなんかの原因があるキャラだと
思ってたけど、ちがいましたわ。このキャラは途中まで好きだった。
うさぎを虐待するようなキャラに生理的嫌悪感覚えたが、最後の彼岸花のおしおきに
スカッとしました。



榊ゆかり
・一番好きなキャラかな。
いじめられっ子だけど誰よりも強くてかっこいい。
最後のシーンは、泣きかけた。そのあとスタッフロールだもんな。



スミレ
・最初、いじめられることで快感を覚えているのかと思いきや、
そうでもなかったのね。このキャラはなんか、最後あたり彼岸花と協力しそうな感じがします。



・野々宮
将来は富竹



・沼田陽子
イイ子過ぎて生きるのがつらい


みちる
・電波


校長先生
・どうなんだろこのキャラ。たぶん、今後出てくるんだろうが、まだわからない





とりあえず、感情のまま書きましたが、もう少し長くしてもよかったのでは?と思う分、
おもしろかったところはあったので、次回も期待しておく



追記:

・いじめ、多すぎる

・さくたろう乙