ルートによって結構感じるものは違う。キャラはホントみんなかわいい。
最後まで共感出来なかったというか理解出来なかった点、記憶を持ったまま地上に帰りたいという主人公達の思い。
自分みたいにある程度歳を重ねてたり、現実が嫌でエロゲに逃避しているからですかね。
記憶を持ち帰ったところで2度と訪れる事が出来ないなら辛いだけだと感じてしまいました。
若さゆえというやつなのでしょうか。
ヒロイン4人ともそれぞれ魅力があり、キャラクターとしてはみんなとても良かったです。
個別シナリオは結構好みが分かれるのかなと感じました。
個人的にはリオとローザのシナリオが好みでしたが、なつみとリィの方はあまり好みではありませんでした。
リオのシナリオはまさに王道。物語の綴じ方がとても綺麗で、少し胸が締め付けられました。
ローザの方は逆に心が温かくなるような終わり方でとても良かったです。
リィのシナリオは考えさせられる部分は多かったのですが、諸々考えるとそれでいいのかと思わずにはいられませんでした。
なつみのシナリオについては、さっさと帰れよというのと、結末がそもそもの前提を色々台無しにした気がしてなりません。
全体的な雰囲気の良さ・暖かさは素晴らしいです。
自分なら1日もせず海底で生きていくことを決断するでしょう。
最終的に地上との繋がりをを持つという点を描きたかったのかもしれませんが、現実の人間の汚さを思うと御伽の国は御伽の国のままであって欲しいと自分は思わずにはいられません。
その辺りを考えると、人によって結構感じ方は違う作品なのかなと思いました。